介風見聞錄

台北に暮らす「介(すけ)」のあることないこと。

【台湾ファミマ】エバー航空とのコラボ冷凍食品食べてみた【おうちで機内食】

介風見聞録にお越しいただき、有り難うございます。介(すけ)です。

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今年の夏頃だったでしょうか。台湾ファミリーマートがエバー航空とのコラボ食品を販売し始めました。冷蔵保存の弁当やパンなどが並ぶラインアップの中で個人的に目を引いたのが冷凍食品。パッケージのイメージ写真が機内食だったので、これは「おうちで機内食が楽しめるぞ」と思って購入、実食してきました。

新型コロナウイルスの流行から早3年、最近になりやっと自由な海外旅行が再開されましたが、まだまだ気軽な海外旅行が遠く感じる中で、自宅にいながら旅行気分が味わえる素敵な商品の感想を書きたいと思います。

【全4種類、1個99元】

当然のことながら商品が陳列してあるのは、お弁当コーナーではなく、冷凍食品コーナー。冷凍パスタやかち割り氷などが置いてある場所です。

1個99元という値段は、最近の物価高を考慮しても、60〜70元程度で買えるものがあるコンビニ弁当の中では、比較的高級品の部類。ただ、なぜか僕が買い出しに行った日は、近くのお店で79元の特価で売られていたので、場合によってはリーズナブルに購入できるかもしれません。

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種類は4種類。(日本語訳は介が適当に訳したもの)
「日式照燒雞肉飯」(日本風照り焼き鶏肉ご飯)
「酸甜魚柳時蔬飯」(甘酸っぱく味付けた白身魚ご飯 季節の野菜を添えて)
「雞肉奶油斜管麵」(チキンクリームペンネ)
「美式經典燒烤洋芋」(アメリカンポテトグリル)

別に何か特別な食材や味付けが使われているということはないのですが、機内食にありそうな感じではあります。

【美式經典燒烤洋芋】

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パッケージの写真にはサラダとデザートも写っていますが、実際にはメインディッシュとなるものだけが入っています。

気になる電子レンジでの調理方法なのですが、コンビニにある強力なレンジを使う時の番号は書かれているものの、家庭用レンジで調理する際の時間が全く書かれていなかったのは残念。とりあえず適当に強で5分加熱しました。

最初ということで家にあったチョコレートケーキとお茶をトッピングして、かなり雑ですがそれらしく仕上げてみました。

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トレーに載せると、こんなんでも機内食のようにに見えるから不思議です。おかずの量が少ないので「これは台湾-香港、大阪-ソウルとかの短距離路線かな?」と妄想できますね(←

肝心なお味ですが、お肉はトマトベースのソースがかかっていて、台湾料理にはなかなかみかけない洋風で上品なお味。脂身が多い部分なのかもしれませんが、柔らかく、おいしくいただきました。

ポテトとニンジンとブロッコリーは、塩胡椒で割と濃い目の味付け。最近台湾では健康ブームで温野菜にはほとんど味がついていないような弁当が出回っていたりしていますが、かなりしょっぱいです。ただ、単体ではかなりボリュームが少なく感じられ、朝ご飯にしたらいいのではないかと。また、味が濃いので、お酒のおつまみにしてもいいのではないかと思いました。ワインが合いそうです。

【雞肉奶油斜管麵】

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鶏肉といいつつ、なんとなく豚肉のベーコンみたいなお肉が豪快にドカドカっと載っているペンネ。冷蔵の弁当でよくあるパスタと比べてもお肉の量が多い気がします。

他のコンビニ弁当のパスタと比べても遜色はないものの、これを食べてもエバーや機内食っぽい要素は見つからず。これで99元はちょっと高いのではないかなというのが率直な感想でした。

【酸甜魚柳時蔬飯】

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酢豚みたいなソースで味つけられた白身魚がメイン。何の白身魚を使っているのかは不明(表示に書いてない)なのですが、噛んだ時にほのかな白身魚独特の香りを感じました。これを生臭いと思えばおいしくないと感じてしまうのでしょうが、逆に某ハンバーガーチェーンのフィレ○フィッシュのように全く味がしなくても、それはそれで何を食べているのかわからず、こちらは「あ、自分は今、魚を食べている」という実感が湧く商品です。

なんかディスっているように見えるかもしれませんが、おいしかったです。ただ実際に飛行機でこれが選択肢の一つとして出されたら、もう一方の方を選ぶ気はします。

真ん中のご飯は普通の白米。魚のソースを絡めて食べると美味でした。付け合わせのニンジンとブロッコリーは前述の美式經典燒烤洋芋と同様、がっつりとした味付けでした。

【日式照燒雞肉飯】

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照り焼きとはいうのものの、実際には卵と玉ねぎを入れず、鶏肉だけで作った親子丼というような味だったのですが、実はこれが一番おいしく思いました。和風の味付けだったからでしょうか。あと、グリンピースご飯は台湾ではほとんど見ない代物なので、ちょっとテンションが上がりました。

カリフラワーにもご飯にも味が染み込んでいてグッド。

強いて唯一の不満を言えば、かなりベチョベチョ。機内食って基本的にはパサパサですよね。それが嫌いと言う方もいらっしゃると思いますが、個人的には好きですし、むしろその食感の方が機内食としてのイメージを思い起こさせる要素だと思うのですが、結構汁だのソースだのが多くなってしまいました。

これは僕の電子レンジの時間設定がよくなかったのかもしれません。次回があればもうちょっと長めに調理しようと思います。

 

 

LCC(格安航空会社)が台頭し「無駄に高い機内食なんていらない」という人もいるかもしれませんが、飛行機好きの僕からすると、旅情を視覚と嗅覚、味覚でかき立てる重要なアイテム。

最初、コンビニ弁当として99元という価格は決して安くないと言いましたが、実際の機内食の価格に比べたらかなり安いんですよね。そう考えると、コンビニで気軽に機内食気分が味わえるとなったら十分に買う価値があるかなと思います。

 

↓台湾ファミマ弁当の過去記事

kennethqi.hatenablog.com

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