介風見聞錄

台北に暮らす「介(すけ)」のあることないこと。

【チャイナエアライン】台北桃園→マクタン・セブ エアバスA321neo型機 エコノミークラス搭乗記

介風見聞録にお越しいただき、ありがとうございます。介(すけ)です。

f:id:KennethQi:20231207022850j:image

友人に誘われ、初めてフィリピンのセブに行ってきました。約10年ぶりにチャイナエアラインに乗ったので、今回は往路の様子をお届けしたいと思います。

【台湾の良さが味わえるラウンジ】

チャイナエアラインは搭乗する路線によってチェックインするターミナルが分かれているので注意が必要です。

基本的には第1ターミナルからの出発なのですが、米国、カナダ、日本、オーストラリア、ニュージーランド、中国路線は第2ターミナルからの出発です。

今回は第1ターミナルの利用。旅仲間がチャイナエアラインの上級会員だったので、優先チェックインを享受させてもらいました。

朝8時の便で6時に空港着。前回香港に行った時とほぼ同じ時刻。出国には約10分かかりました。

で、第1ターミナルでチェックインしたものの、なぜか搭乗口は歩いて約15分程度かかる第2ターミナルの端っこ。昨年スターラックスで東京に行った時と近い位置でした。

チャイナエアラインは桃園空港に全部で4つラウンジを持っています。第1と第2にそれぞれ2つずつ。いずれも出国審査を終わった後の場所と、搭乗口に近い場所にあります。

今回は第2ターミナルD4搭乗口に近いラウンジを利用しました。

第一印象は「明るい」。天井が高くて開放的と言えば聞こえは良いですが、なんとなく落ち着かない印象。とはいえ座ってしまえばそこまで気になりませんでした。

スタッフさんが座席までエスコートしてくれ、メニューを渡してくれます。最初のオーダーはスタッフさんに直接伝えるのですが、それ以降に追加注文するなら携帯電話でテーブルに設置してあるQRコードを読み取ってオーダーします。

朝昼晩で提供されるメニューが異なるようで、友人の薦めで牛肉麺を注文。友人はお粥。

牛肉麺はすっきりとした味わい。八角などの香辛料が嫌いな人でも食べやすく、量が少なかったので2口で完食。お粥は海鮮のだしがしっかり。ご飯の粒はなく、ドロドロした香港風のお粥で、こちらも飲むように食べられる感じです。

あと、写真右上に見えるのはチキンエキス。友人が栄養補給として飲むのが好きらしく、なんとなく台湾的。

お酒類。さりげなく台湾が世界に誇るカバランウイスキーがあるのがグッド。

点心、春雨、ご飯。とりあえず基本的なものは置いてあります。

追加で胡麻だれと肉みその麺をいただきました。あと、こちらにもあったタピオカミルク。キャセイのラウンジに比べて、モチモチ感が強く美味。

スイーツとチョコレート味のハーゲンダッツもありました。

【おしゃれで優雅さを感じる機内】

ピーチアビエーションやタイガーエア台湾などのLCCだけでなく、キャセイパシフィック航空などのフルサービスキャリアでも導入著しいエアバスA321neo型機。チャイナエアラインは操縦室の窓周りが黒く塗装されていてスタイリッシュに感じます。

搭乗直前にイヤホンが配られるんですね。普通に持ち帰って使えるやつ。

チャイナエアラインのエアバスA321neo型機はプレミアムビジネスクラス12席(フルフラットでシートピッチ61インチ)、エコノミークラス168席(120度リクライニングでシートピッチ31インチ)。

ビジネスが12席というのはエバー航空A321型機とスターラックス航空A321neo型機の8席に比べて多いのがポイントです。

さらにチャイナエアラインのは隣り合った2席が足元から若干放射状に配置されています。隣の席との仕切りもしっかりしていて、見知らぬ人と隣り合わせてもそこまで気にならなさそうです。

エコノミークラスのシートピッチはエバー航空のA321で31〜32インチ、スターラックス航空のA321neoで30〜31インチらしいので、チャイナエアラインは平均値。足元にも余裕があります。

モニターも非常に大きい印象を受けました。

【丁寧で優しいサービス】

搭乗してまもなく、上級会員の友人の元にパーサーさんが挨拶。「水かお茶はいりますか?」と聞かれ、僕もおこぼれに預かり、ウーロン茶をいただきました。

離陸後は宜蘭から太平洋に抜けて南下。台東付近でさっそく食事のサービスが始まりました。

メインは豆腐魚排飯(豆腐と魚のステーキ)か茄汁雞肉麵(トマトソースのチキンパスタ)が選べて魚排飯をチョイス。

魚排飯はコッテリ醤油ベースの味付け。いわゆる紅燒。台湾ではお馴染みの味で、ご飯が進みます。あえて難点を挙げるとするなら、ちょっと油っこいか。

湯葉やキクラゲ、ニンジン、セロリが入ったサラダはまさに台湾のお弁当のおかずでありそうな味。

正直台湾に住んでいると目新しさはないけれど、安定した台湾の味。台湾人ならこの味付けに抵抗はないでしょうし、台湾が好きな日本人なら「飛行機の中から台湾を感じられる」ってことで良いかもしれません。

ドリンクはCAさんがお勧めしてくれたピーチのスパークリングジュースをいただきます。桃の(化学的な)香りが良く、甘くて美味しい。

機内食についてるお菓子もそうなのですが、台湾のドリンクスタンド、五桐號とのコラボレーションなんだそうです。こういうオリジナリティは嬉しいですね。

ちなみにお菓子はタピオカミルクティー味のパイのようなもの。しっとりしていてフワフワプニプニの食感が味わえ、普通に売っていたら買いたいと思える一品でした。

そしてこれまでのサービスを受けた感じとして、チャイナエアラインのCAさん、とても丁寧な印象を受けました。

搭乗の際も、飛行機に乗り慣れない乗客に対して席の探し方を簡潔ながら丁寧に教えていたり、食事の説明もゆっくりはっきり話しているCAさんが複数いらっしゃってとても好感が湧きました。

ここは効率と速度重視でテキパキサービスが行われるキャセイとは違うなぁと感じた次第。この部分は台湾と香港の違いとも言えるかもしれませんが。

バシー海峡の真ん中あたり、ちょうど食後のドリンクの時間というところで少し気流が乱れてベルト着用サインが点灯。トレイの回収のために出てきたワゴンも一度退却する事態に。

その後すぐに落ち着き免税品販売の時間。とは言え、早朝便のせいなのか、実はあまり台湾人が乗っていなかったからなのかは分かりませんが、あまり購入している感じはありませんでした。

そして「し」の字を描くように大きく旋回しながらセブに着陸。美しい島や海が眼下に見えて到着前から「南の国に来た!」という感情がたかぶりました。着陸前の自動放送は雑音が多く全く聞こえなかったのは謎です。

セブ空港は非常にコンパクト。日本人はノービザでフィリピンに入国できます。台湾人はビザが必要です。

入国時には事前にネットで入国カードに相当する「eTravel」を登録する必要があるので忘れずにお願いしますね。

 

フライト時間は3時間。台北から東京に行くのと変わらないですが、台湾とフィリピンは時差がないので、現地に到着しても、体感的には早く着いたように思えます。また機内サービスは非常に余裕を持って進められているなと感じました。

久しぶりのチャイナエアラインの旅、新たな発見があって楽しかったです。近日中に復路の様子もお伝えしますのでご覧いただけたら嬉しいです。

↓介風見聞録、X(旧twitte)やってます。フォロー大歓迎です!

https://twitter.com/kai2gaai3