介風見聞錄

台北に暮らす「介(すけ)」のあることないこと。

【台湾のお宅拝見】最新の公営賃貸住宅に潜入してみた

介風見聞録にお越しいただき、有り難うございます。介(すけ)です。

昨年の秋、10年来の付き合いの友人が、「青年社会住宅」と言うマンションに引っ越しをしました。この青年社会住宅は、簡単に言うと公営賃貸住宅なのですが、台湾では近年、台北、新北、桃園、高雄などの大都市を中心に建設が進んでいる比較的新しい制度や規定に基づいた住宅で、大きな注目を集めています。今回、色々買い揃えるものを買い揃えて「遊びに来ていいよ」と言われたので、引っ越し祝いを兼ねて、新築のマンションに潜入してきたのでご紹介します。

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【青年社会住宅とは】

台湾では全国的に、高止まりしている不動産価格が社会問題となっています。賃金は上がらず、若者を中心に住宅の購入はおろか、ルームシェアをしなければ賃貸住宅の家賃の捻出が難しかったり、仮に一人暮らしができても貯蓄する余裕がないという人が多い現状があります。

低所得者向けの公営住宅には、1950年代から建設が始まった「国民住宅」という、国が建設した分譲および賃貸集合住宅があるのですが、2010年代から居住性を向上させた住宅の建設が始まりました。その賃貸タイプが今回取り上げる「青年社会住宅」で、分譲タイプは「合宜住宅」と言います。

で、この青年社会住宅、台北市と新北市の場合、申請条件は20歳以上で、申請する自治体に1年以上本籍を置いている者。さらに家庭の総所得が100万台湾元を超えていないことも条件です。また、65歳以上、障碍者、原住民、低所得家庭、特別な理由がある場合は優先的に入居できるそうですよ。ただ、同じ戸籍内の直系家族または配偶者名義で住宅を所有している場合は、申請ができません。

僕の友人は新北市で申請をしたのですが、原住民+低所得というダブルコンボで3倍の競争率をかいくぐり見事当選し入居と相成りました。ちなみに一回の契約は3年間。状況に応じてさらに1度契約を更新することができ、最長6年入居できるそう。友人の場合は、上記の理由から最長12年暮らせるんだとか。

【豪華なマンションでさながら小さな街のよう】

某MRT駅から徒歩5分。元々休耕地だった再開発地に建てられていたのは、18〜22階建てのマンション4棟。Ⅰ.5haの敷地に約1000戸の部屋があるそう。基本的には単身者用のワンルームが全体の7割を占め、残りがファミリー向けになっているんだとか。

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Ⅰ階ロビーには管理人が常駐し、セキュリティもまずまず。コンビニやコインランドリー、入居者が利用できるジムなどもあるほか、カルチャースクールなどの講座が開ける会議室、託児所、遊具なども完備しています。地下には駐車場、駐輪場もあります。路上駐車が基本の台北や新北市の市街地では、地下にきちんと駐車スペースがあるのは嬉しい限りです。

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僕は小さいころ、多摩ニュータウンの都営団地で暮らしていたことがあるのですが、それとは大違い。ただ単に住宅を建てるという訳ではなく、小さな街を作り上げるといった感じ。まぁ、1000戸あればそうなりますよね。

【約12畳のワンルームは家賃7000元】

友人が当選したのは約12畳のワンルーム。家賃は月7000元。家賃は僕の部屋と変わらないですが、2倍の広さがあります。ただ、この家賃は僕の友人の場合であり、同じ間取りでも入居者の条件が違えば、また違った家賃になるそう。

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クーラーと湯沸かし器、IHコンロと換気扇、クローゼット、ベッドが備え付けてありました。友人はソファ、ダイニングテーブル、テレビ、衣類掛け、冷蔵庫、洗濯機、収納棚などなどを追加購入。元々実家暮らしだったので、改めて買い揃えたものがかなり多かったようです。

さすが新築のマンション。明るくて清潔で居住性は抜群。小さいですがベランダもあります。浴室にはバスタブはないものの、床はバリアフリーながら非常に排水されやすい構造になっているほか(←台湾の住宅ではここが重要)、滑りにくく、速乾性のある材質のものが使われていました。しかも、浴室乾燥機付き。

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そして友人6人で騒いで気づいたのは、台湾の住宅では珍しく、防音がしっかりしていて、廊下にいても部屋の音がほとんど聞こえないということ。「すげー!!!」と感嘆しきりでした。

問題があるとすれば、広大な土地に建てられたので、近隣に飲食店やスーパーなどがなく、徒歩ではちょっと生活しづらいということ。まぁ、スクーターがあれば特に不便は感じないでしょう。台北市の社会住宅の場合は割と利便性が高いようなので、条件さえ合えば台北市で申請してもいいかもしれません。それだけ倍率が上がるかもしれないわけですが。

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何はともあれ、友人が新たな生活を始めて嬉しい限り。しかも僕の家からスクーターで15分もかからない場所なので、暇さえあれば遊びに行けるのも便利。実際に足を運んでみて、僕も申請したいなぁと思ったのですが、当然のごとく外国人の申請はできないそうなので、当面今の家に住み続けることになりそうです。

 

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台湾人の友達を作りたいと言ったあなたへ

介風見聞録にお越しくださり、有り難うございます。介(すけ)です。

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少し昔の話になるのですが、台湾で大学院を卒業し、仕事をし始めた時、ある日本人男性から「台湾人と友達になるにはどうしたらいいか」といった旨のメールをもらったことがありました。正直「(状況が人によって違うので)知らんがな」と思う質問だったのですが、ふと考えてみると、台湾が好きな人、興味のある方なら一度は思ったことのある願いだと思うのと、もし自分だったらどうするかと今でも時折思い出しては考えさせられる記憶に残る質問になっているので、自分なりの考えを書きたいと思います。

【日本人男性からの切実な願い】

メールをいただいたのは2013年ごろだったでしょうか。東日本大震災における台湾の支援を契機に日本で台湾への注目が特に高まった時期です。会社のお問い合わせにメールが届き、台湾人の友人がいる台湾在住日本人ということで僕に回ってきました。

差出人は、どうやら西日本に住む中年の男性。記憶では大阪ではなく、ちょっと距離のある場所だった気がします。台湾にとても興味があり、どうにかして日本語のできる台湾人男性と友達になって認識を深めたいという内容でした。

確かに、日本での日常生活を送っていると、都合よく台湾人と知り合える機会はそうそうあるものではありません。また、学生であれば留学生サークルを通じていくらでも出会う機会がありそうですが、社会人になってしまうと、なかなか簡単にはいかないのも想像できます。

実際、超絶人見知りの僕自身も日本の大学に通っていた頃、台湾人の友人は本当に偶然知り合うことができた留学生3人だけ。それでも、今考えると本当に幸運なことだったと思います。

で、その時に回答した内容は、「突然友達になるというのは難しいから、まず西日本で開かれる台湾グルメフェスや観光関連のイベント、自分の興味のある分野の集まりに足しげく通って、台湾人を見つけて、お知り合いから始めてみてはどうか?」という、ごくごく当たり障りのないもの。差出人がその後になって返信をしてくれたのかは覚えていないのですが、今でもこの人に台湾人の友人ができたのか気になっています。

【自分の立場になって考えてみる】

ただ、メールには書けませんでしたが、僕の率直な感想をいうと、ある日本人が「台湾のことが大好きだから台湾人と友達になりたい」といって台湾人にアプローチした時、その台湾人は反応に戸惑ってしまうのではないのではないでしょうか?なぜなら、僕の経験上、親しくない台湾人から「日本人の友達がほしいから友達になってほしい」といわれて、嬉しいと感じることがとても少ないからです。

いや、もちろん台湾人が日本に興味や好感を持ってくれていることについてはとても嬉しいですし、光栄なことだと思います。ですが、「日本人だから」といって寄ってくる人は、「日本人なら誰でもいい」という考えを持っているように感じてしまいます。

数年前、友人に連れられ、ある集まりに参加した時、全く知らない大学生から、「日本語を学んでいて文化に興味がある。中国語や台湾の文化について教えられるから、日本語や文化を教えてくれないか?」と声をかけられました。

有り難いお誘いではあるのですが、おかげさまで僕は中国語に困っていないですし(特段上手いわけではないですが)、分野によっては台湾人より台湾に詳しかったりして、一丁前に語学力や台湾に関する知識でお金を稼いでいます(雀の涙ですが)。見ず知らずの台湾人に、無償で日本語や日本文化を教える理由がわからず、「僕という人間に興味があるというなら理解できますが、ただ単に学習のため、日本人と知り合いたいためという理由であれば、お断りします」と断ってしまいました。(性格悪いですね)

仮に僕に台湾人の友達が一人もいなかったり、中国語会話の練習相手を探しているというのなら話は別なのですが、そうではない場合、「日本人だから」といった理由で近づいてくる人に、とても申し訳ないのですが魅力を感じませんでした。

逆を言えば、日本で暮らして日本語が話せる台湾人に、面識のない日本人が「日本語や日本文化を教えられるから、台湾のことを教えてほしい」と声をかけることも同じなのではないでしょうか。

日本語学習者の中には、日本のドラマや歌手、文化にとても強い関心がある人たちがいますが、僕はそもそも日本にあまり関心がない人間なので、仮にそんな台湾人と知り合ったとしても共通の話題がなく、友人関係が成り立たないケースが多々有ります。

台湾にいる日本人同士でも、誰とでも友達になれる人はよほど社交的な限られた超人なはずですし、言葉も文化も違う人同士であれば、友人関係に発展する可能性は非常に小さいはずです。

実を言うと僕も、台湾に住む香港人や交通関係の中の人で友達ができたらいいなぁとは思うのですが、実際に知り合って仲良くなれるかは別の話なので、やはりこれもご縁に任せようと思っています。

【全ては縁だけれど、努力すれば近道できるかもとは思う】

友達というのは作りたいから作れるものではなくて、元も子もない言い方ですが、全てはご縁があっての話ですよね。知り合って、そしてお互いがそれなりに努力した上で、ゆっくりと友人関係が構築できるはずです。語学習得のため、理解深化のための手段として友達を作るというのは、なにか間違っている気がしてしまいます。なんなら台湾人の先生が開く中国語教室に通ったり、作家の片倉佳史さんの講演会や勉強会に参加することの方が、収穫が多いと感じます。

逆に中国語がそれなりに話せたり、台湾のことに十分に詳しくなったり、または台湾人が興味を抱くことに熟知していると、そのチャンスはもっと増えるのではないでしょうか?僕も広東語が自在に話せるようになれば、台湾で暮らす香港人とも仲良くなれるきっかけができると思っています。

幸運なことに、僕は少ないながらも濃ゆい関係の台湾と香港の友人に恵まれ、15年以上の付き合いになる人も出てきました。でもそれは、なにか目的があってというよりも、偶然が重なって、ケンカもしながら、いつの間にか大切な関係になっていたので、長いスパンで考えた方がいいのかなと思います。

上から目線になってしまうかもしれませんが、冒頭のメールを差し出してくれた方を含めて、まだ台湾人の友達がいないという人にも、いつか素敵な出会いがあるといいなぁと願っています。

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【神出鬼没のグルメ】臭豆腐の移動販売車を追え!

介風見聞録にお越しいただき、有り難うございます。介(すけ)です。

比較的日本人の口に合うとされる台湾グルメの中で、美味しさをめぐり論争が巻き起こる「臭豆腐」。僕は大好きです。よく食べるのは香ばしい揚げた臭豆腐で、ニンニクがたくさん入った醤油ダレが美味しさを引き立ててくれます。付け合せのキャベツのお漬け物もさっぱりしていていい口直しになり、ビールにもよく合うんですよね。

1〜2週間に一度は食べたくなる臭豆腐、家の近くにお気に入りのお店があって足繁く通っているのですが、それとは別に、臭豆腐を売りに来る移動販売車が巡回してきて、それを楽しみにしています。

ただ、この移動販売車、一週間のうちに何度か見かけるものの、そのタイミングが完全なる不定期。食べたいと思っている時には来てくれなくて、お弁当を買って帰る時に限って家の前にいたりします。ジョギングコースにいることもあるのですが、ジョギングを中断するわけにもいかないのでなかなかありつけず……。食べられた時はとても嬉しい気持ちになります。

【一つの場所に滞在する時間は30分程度】

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なかなかありつけない最大の理由は、不定期ということにあると思うのですが、さらに購入の難易度を高めているのは、毎回車が停まっている場所が微妙に違うこと。何度か見かけるたびに「なんとなくの定位置」があるのは理解できたものの、その日のスペースの都合などいろいろな事情があるのか、毎回どこに停まっているのか本当に謎なんです。

そして、一カ所に滞在する時間もどうやら30分程度。客足が途切れると、途端に別の場所に移動してしまいます。一度ジョギング中に移動する瞬間を見かけた時は、はじめにいた場所から徒歩3分もかからない場所に移動していたのですが、路地裏だし、普段通る道じゃないし、一度見失ったら再度見つけるのは割と至難の業です。

僕の家の近くには大体午後5時〜6時にいて、少し離れたジョギングコースでは同9時くらいに見かけることが多いのですが、とにかく神出鬼没です。

【破格の安さ。臭豆腐(小)は45元。豆花も売ってます】

で、メインの臭豆腐は小と大のサイズがあり、小は45元。台北の臭豆腐で45元というのはかなりお安い金額です。少々小ぶりかもしれませんが、僕は夕食がこれでもまぁまぁ満足出来る量。足りなければ統一プリンをコンビニで買って食べます。

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お味も文句無しの美味しさ。とびきり美味しいかと言われると、ごくごく普通の味なのですが、安さで考えると文句のつけようがありません。あと、車にフライヤーが搭載されているので、しっかりその場で揚げてくれて、出来立てが食べられるのがいいですね。(出来合いの臭豆腐を出すお店を見たことはないですが)

そしてもう一つのメニューは台湾スイーツの代表である豆花。トッピングは小豆やピーナツなどから選べるとてもシンプルな形態で、こちらの味も、まぁ、可もなく不可もなくなのですが、臭豆腐を食べた後の口の中をリフレッシュしてくれるのがグッドです。

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【巡回ルートが決まっているか聞いてみた】

で、この前買った時にオーナーさんに聞いてみたんです。「巡回ルートは決まっているんですか」と。

その答えは……

「決まってないねぇ。どこにいるかはFacebookで問い合わせてよ」

まぁ、過去の目撃経験からして、そうでしょうね。

で、Facebookを見ると、どうやらこの巡回車、基隆からわざわざやってきているみたいなんです。そして基隆地区は月・木・土曜に、台北地区には火・水・金曜日に巡回しているんだとか。そしてなんと、取り置きや指定の場所に来てくれることも可能な模様。

しかしながら10月22日の投稿を見ると「文山区17〜19時の販売地点は不定。電話予約や場所の指定はできません」との文字。うん、やっぱり神出鬼没なのね。

実は随分前のことなのですが、違法駐車で違反切符を切られているのを目撃したことがありまして、もしかしたら、文山区の警察に目をつけられているのかもしれません。笑

【なんとなく事情がありそうだけれど、みんなに愛されているっぽい】

引き続きFacebookを眺めてみると、コメント欄には結構ファンとみられる人たちからのメッセージが寄せられているほか、小学生に対しては「100点を取ったテストを見せてくれたら豆花一つプレゼント」という心憎いサービスも行っているみたいです。

以前僕のFacebookにこのお店のことを投稿したら「松山区でも見たよ!」とコメントしてくれた友人がいて、台北地区も、文山区に限らず色々な場所を巡回しているようです。文山区での販売にはいろいろ裏事情がありそうですが、みんなに愛されているんでしょうね。

神出鬼没の臭豆腐の移動販売車。次はいつ食べられるのかなぁとワクワクしながら、チャンスの到来を待っています。

みなさんも街角で見かける機会があったら、ぜひ買ってみてくださいね。

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【崎陽軒】オープンから3カ月、「率直に」シウマイ弁当の感想を語ってみた

介風見聞録にお越しいただき、有り難うございます。介(すけ)です。

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台湾鉄路台北駅の1階に今年8月、横浜の崎陽軒のお弁当屋さんができました。オープン直後には日台双方のメディアに取り上げられ、行列ができる盛況ぶりが伝えられたのも記憶に新しいところです。オープンから3カ月経った12月、僕もやっと食べることができたのでその感想を「率直に」お伝えしたいと思います。

お断り:内容はあくまでも個人の感想です。

【僕にとっても思い出の味、崎陽軒のシウマイ】

崎陽軒台湾進出のニュースを受け、盛り上がったのは在台日本人のツイッター。横浜のお店なので崎陽軒のシウマイに思い入れがあるのは関東圏の人だけだと思っていたのですが、意外なことに、僕の知り合いの関西人、中京人にも食べたことがあったり思い入れのある人がいたようで、まさに崎陽軒恐るべし。

崎陽軒への思いれがあるのは僕も例外ではなく、子供のころ、母方の祖母が遊びに来る時、お赤飯かシウマイを買ってくるのが恒例で、それを楽しみにしていた記憶があります。当時、そのシウマイが崎陽軒のものだったことは全く知らなかったし、それがどこのものか意識すらしていなかったのですが、家にコレクションされていくヒョウタンのしょうゆ入れが大人になってやっと崎陽軒のだったということに気づき、あの美味しいシウマイは崎陽軒のものだったことを知りました。

で、僕も期待をしていた崎陽軒のお弁当。ただ、なかなか食事時に台北駅を通りかかることがなく、結局オープンから3カ月も経った12月13日に台北駅の近くで用事があり、やっとこさ訪問となりました。

【並ばずに買えた、175元の冷えたシウマイ弁当】

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崎陽軒があるのは台北駅1階の北側。新光三越のある南側から入ったら、切符売り場を抜け、旅行代理店のカウンターや台南ハヤシ百貨のサテライト店舗を抜けた、モスバーガーのあるあたり。

僕が訪れた土曜日の午後5時は、夕食としてはちょっと早い時間ではあるのですが、直前に通りかかった台鉄弁当のお店では、ちょうどセントラルキッチンから運ばれてきた出来立ての駅弁がまさに山積みになってお客さんを今か今かと待ち構えている状態でした。とはいえ、駅にはたくさんの人で賑わっていたものの、お弁当を買うための行列は皆無。
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そしてやってきた崎陽軒。こちらも行列はなく、陳列されていたのはこちらの商品たち。

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看板メニューであるシウマイ弁当は一つ175元。

えぇ、175元です。

やっぱりですね、とってもいい値段なんですよ。台鉄弁当なんて一番安いスペアリブ弁当「台鐵傳統排骨便當」は60元。一番人気のスペアリブ弁当「台鐵排骨八角木片盒便當」でも 80元。以前台鉄の担当者さんにお話を聞いたところ、100元の弁当も一定の需要はあるものの、人気はぐっと落ちてしまうと言ってらっしゃったのを思い出しました。崎陽軒も台湾進出に先駆けてきちんとリサーチしたと思うのですが、この値段で出せるというのは本当に大きな決断だと思います。

僕の好きなケンタッキーのチキン2ピースとドリンク、フライドポテトのセットだって150元。崎陽軒のシウマイ弁当はそれよりもさらに高いんです。日常的に食べるものではなく、なにか特別な日に食べるお弁当といった感じですね。

で、実際に店頭でお弁当を手にして感じたこと。

「、、、冷たい」

多分食事の時間帯直前だったからたまたま冷たいのしか残っていなかったのだと思います。そして、崎陽軒のシウマイが「冷えてもおいしい」ということは僕も重々承知しています。けど、台湾市場向けにあったかいのを提供するんじゃなかったっけ?

台湾で暮らして長くなると、冷えひえのお弁当というのはよほどのことがないと食べる機会がなく、思わず「この容器は電鍋で温められますか?」って聞いちゃいました。

で、店員さんの回答は「できます。でも、当日召し上がるならそのままで大丈夫です」とのこと。

実は、僕が購入した際、その真横でシウマイが蒸されていて、熱々のものがまさに準備されているタイミングだったんです。確実に僕の行った時間が悪かったんですね。ただ、台湾市場向けに熱々を売りにしているのであれば、日本の持ち帰り弁当のように注文が入ってから加熱調理したり、炊飯器からご飯をよそって提供したりすることも可能だったのではないかと思ってしまいました。

まぁ、僕の場合は台北駅からMRTで40分かかる郊外に住んでいるので食べる頃にはどんなに熱々を買っても冷め切ってしまうのですが(←

でも、購入直後に電車に乗って食べたいといったお客さんでも、時間帯によって熱々が食べられないってちょっと残念。台北駅の地下にセントラルキッチンがあり、比較的どの時間でも暖かいものが食べられるように工夫されていて、お値段も非常にリーズナブルな台鉄弁当とは大きな違いを感じてしまいました。

【日本のお弁当らしい間違いない美味しさ。でも、、、】

ちょっとだけ出鼻をくじかれた感が若干漂うものの、実食と行きましょう。散々「冷えひえだ」といいましたが、台湾人の店員さんがそのままでいいと言ったので、それを信じてそのままでいただきました。

全体の印象からすると、見た目は完全に日本のお弁当。懐かしさすら感じられます。ただ、台湾のお弁当と比較すると明らかに小ぶり。「うん、これで175元ね。いや、美味しいんだよ、絶対」と自分を半ば説得しながら、箸を手に取りました。

まずはご飯。カリカリ梅が中央に鎮座するいわゆる日の丸弁当ですが、これは台湾ではなかなか見られないビジュアル。日本人としてちょっとテンションが上がります。ご飯自体はぎっしり詰まっていたものの、一粒一粒がしっかりしていて、噛めばモチモチ。カリカリ梅も日本と全くといっていいほど同じ味。滷肉飯の付け合わせのたくあんを日本と同じイメージで食べると全く違う味でがっかりするようなこともなく、美味しくいただきました。

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続いて、シウマイ。シウマイ弁当の中には3つ入っていて、しょうゆとカラシをつけていただきます。元々は広東料理である燒賣を日本風にアレンジした崎陽軒のシウマイ。今回日本から満を持して台湾に進出した気になるお味はいかほどなのか、期待が高まります。

 

「美味しいけど、、、台湾でも飲茶とかで食べれそうな味じゃね?というか、夜市にある港點(港式點心)を売る屋台にも、もち米団子の中に豚肉が入ったやつで似たようなのあるよね」

 

そうなんです。崎陽軒の売りとも言えるシウマイが、まさかのあたりさわりのないお味に感じられてしまいました。いや、普通に美味しいんです。僕の記憶の中にあるシウマイの味となんら違いはなかったんです。でもね、、、なんか、事前の期待値を勝手に上げすぎしてしまったのかどうかは分かりませんが、正直、驚きと感動はなかったです。

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そんな中で意外だったのは、1個だけ入っている唐揚げが美味しかったこと。皮はシナシナながらもしっかりと味がついていてグッド。厚みがあるのも食べ応えがあります。そして中もモキュモキュした弾力のある歯ごたえが病みつきになりそうな感じ。台湾にも日本式の唐揚げがありますが、味、食感、どちらも崎陽軒独自のもので、これ、唐揚げをメインに唐揚げ弁当を売った方がいいんじゃないの?と思えるレベル。

あとは、コリコリの歯ごたえがたまらない筍の煮付けと、卵焼きと、かまぼこ。あと、本当に申し訳程度の紅生姜と昆布の佃煮が付け合わせとして入っていました(別の方が書いたブログを拝見すると、その人が食べた弁当の紅生姜と昆布はもうちょっと量があったのですが、僕のはほんのちょびっと)。このラインナップも台湾のお弁当にはない組み合わせな気がして、「ザ・ジャパニーズ・ベントー」といった独自性を感じられましたよ。

繰り返しになりますが、個人的に感動できた点は、カリカリ梅と唐揚げ。シウマイどこ行った?

【正直言って、台湾人に自信を持ってオススメできない】

ネガティブな感想が多くなってしまい、不愉快に思われた方もいるかもしれません。ここでお詫び申し上げます。

崎陽軒の方々、それに関係する方々のための名誉のために言いますと、シウマイ弁当の味だけでいえば、日本のお弁当そのままの味でとっても美味しかったです。持ち帰る時でも懐かしい記憶が蘇ってきてワクワクしたりと、崎陽軒のシウマイを食べたことのある人なら、味だけでなく、崎陽軒ブランドにまつわる色々な思いが重なって、楽しい食事体験となること請け合いです。

ただですね、このシウマイ弁当を、台湾の友人にオススメできるかというと、話は別です。

日本でポピュラーなお弁当なんだよといっても、場合によっては冷めているし、しかも、メインがシウマイで日本式中華。安定の美味しさだけれど、目新しさがなく、で、台湾の弁当よりも小ぶりで175元。「美味しいから一緒に買って食べよう」とはいえないです。

そもそも台北駅の各所には1日に1万食を売り上げる台鉄弁当が台湾人の胃袋をしっかりとつかんでいるし、すでに別のお弁当屋さんもたくさんあります。さらに台北駅の2階のフードコートに行けば、300元以上の値段はしますが、熱々の出来立て日本料理が食べられるレストランばかり。

そんな中で、わざわざ崎陽軒のシウマイ弁当を台湾人にオススメする理由が出てきません。もちろん、台湾にも老舗ホテルや有名レストランなどが販売する1食200元前後、もしくはそれ以上の高級弁当はありますが、台湾人の間で知名度が高いとはいえない崎陽軒がそれと真っ向勝負して勝算があるのか甚だ疑問です。非常に申し訳ないですが、僕は2度目はありません。

ただ、在台日本人や日本留学組で崎陽軒への思い入れがある人なら、日本を手軽に感じることができ、思い出に浸れるお弁当だと思います。

崎陽軒さん、ぜひ頑張ってください。

 

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【新竹・新埔】干し柿で有名な客家の街へ日帰り旅行

介風見聞録にお越しいただき、有り難うございます。介(すけ)です。

亜熱帯に属する台湾北部は、一応春夏秋冬の四季があるものの、日本と比べ、春と秋がとても短く感じられます。ただ、今年は秋がとても長く、例年よりも過ごしやすく感じられる日々が続いていました。(12月に入り冬らしくなりましたが)

そんな11月の末に、週末を利用して、新竹県新埔へ日帰り旅行をしてきました。台湾の中でもかなりマイナーな都市なのですが、非常に歴史のある場所なのと、最近インフルエンサーに人気の写真映えスポットがあり、楽しく観光してきました。

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【人口の約9割が客家人ののどかな街】

今回訪れた新竹県新埔。正直言って、今回訪問が決まるまで僕も全く知らない場所でした。というのも、鉄道や高速道路が通っていないのと、新埔という地名は実は台湾全土に結構よくある名前だったからです。

新埔鎮公所のウェブサイトを見ると元々は「吧哩嘓」と呼ばれ、平埔族が暮らしていた場所で、1784年頃に漢人が移住したそう。ただ、その直後の1786年には清朝統治に反対する彰化の閩南人・林爽文を中心とした反乱軍と清朝の間で争いが起き(林爽文事件)、清朝側に立った新埔を含む桃園・新竹・苗栗の客家人は義民軍と呼ばれる義勇軍を組織し抵抗したそう。最終的には清朝側の勝利で終結するのですが、その後戦死した勇士たちを祭る義勇廟(当時の名称は集義亭)が新埔に建立されると、新竹一帯の客家人の信仰の中心として発展。さらに茶葉や樟脳、サトウキビの生産でも栄え、かつては竹塹と呼ばれた新竹中心部と遜色ない都市の規模だったと言われているんだとか。

現在では農業が盛んで、夏に梨、冬にミカン、秋に干し柿が収穫・生産されています。特に干し柿は九降風と呼ばれる新竹名物の秋から冬の季節風と好天に恵まれた地理的条件から多く生産されていて、干し柿農園で行われる天日干しの様子が写真映えするということで近年特に大きな注目を集めています。

【まずは老街で客家料理をいただきます】

友人が運転する車で台北を10時30分に出発。週末の午前ということで高速道路が少々渋滞したものの、12時15分頃に新埔に到着しました。

今回訪れたのは老街(オールドストリート)の一つ、和平街の近くにある「聞香來小館」という客家料理レストラン。「粄條」と呼ばれるきしめんのような麺の焼きそば、茹でた豚の腸に大量の生姜とお酢を絡めた「薑絲大腸」、豆干にセロリ、イカなどを甘辛く炒めた「客家小炒」、からし菜を乾燥させた梅干菜と豚の角煮を合わせた「梅干扣肉」などなど、客家料理の定番メニューをいただきました。台北は意外と客家料理が食べられるレストランが多くないんですよね。なのでこういった代表的な料理があるだけで嬉しかったりします。

聞香來客家美食小館

新竹縣新埔鎮廣和路21號

(03)588-1998

月・火曜定休

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【趣ある老街をお散歩】

新埔を街歩きする時のメインストリートは和平街と成功街。和平街には伝統市場のほか、潘屋という地元の名主・潘家の三合院が非常に綺麗な状態で保存されているほか、家廟と呼ばれる大家族によって建立された私廟がいくつも残り、一目で清朝時代の建物が現存しているのが印象的で歴史を感じられます。これらの建物には今でも人が暮らしていて、一般への開放もなし。外観を覗かせていただく形になるのですが、伝統家屋が本来の形で使われ続けていることこそが本来あるべき姿なのかもしれません。

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伝統市場には、木の繊維で作った枕や椅子、籠など、なんとなく懐かしいグッズを売る雑貨屋さんや鮮やかな台湾フルーツを売る屋台、凄く古めかしいけど常連客で賑わう食堂など、薄暗いですがとても活気がありました。地方都市ならではの生活感溢れる光景が広がっていてとてもよかったです。

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バス通りの中正路にある老舗中華菓子屋さん兼パン屋さんの「呂順興餅店」にも足を運びました。「炸蛋麵包」(爆弾パン)と呼ばれるレモンのような形状の台湾独特のパンがあったり、タロイモやカボチャのお饅頭があったりと、昔懐かしい台湾のパンや中華菓子が売っているお店。観光客だけでなく地元の人も買い付けに来ていました。一緒に行った先輩はタロイモ饅頭をお土産にと購入していましたよ。

呂順興餅店

新竹縣新埔鎮中正路312號

(03)588-2232

6:30~22:30(日曜〜21:00)

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日本統治時代に新埔公学校だった新埔國小の横には、歴代の校長とその家族が暮らしたという日本家屋の校長宿舎が修復された上で残されていて、展示や交流イベントを行う多目的施設として利用されていました。まぁ、率直な感想を言うと、この手の宿舎は台湾全土にあって、造りもだいたい一緒。ですが、この地にも日本統治時代があったことを物語る大切な歴史的資産。保存、活用に尽力してくださった方々に敬意を払って参観することが大切なのかなぁと思っています。

新埔鎮宗祠客家文化導覽館

新竹縣新埔鎮中正路366號

(03)588-3909

8:30~16:30

日曜定休

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その裏手にあるのが、前述の林爽文事件の後に建立された義勇廟。裏山を少し登ったところにあるのでてっきり日本統治時代の神社後なのかなと思ったのですが、それよりも遥か前から存在していた名勝だったのでした。

義勇廟

新竹縣新埔鎮中正路776號

(03)588-1311

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もう一つの老街である成功街にも古い家屋がたくさんありました。そこで訪れたのは、日本統治時代から三代に渡って続く創業100年のアイスキャンディー屋さん「義順製冰廠」。たくさんのフレーバーがあるのですが、こちらの名物は新埔名産のキンカンアイス。

僕たちが訪れた際にもお店の傍で収穫されたキンカンの皮を剥く作業が行われていて店頭には爽やかな柑橘類の香りが漂っていました。

お値段はなんと破格の12元。

ほどよく甘くてえぐ味はなく、すっきりとした味を楽しみました。

義順製冰廠

新竹縣新埔鎮成功街99號

(03)588-2143

6:30~20:00

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【お待ちかねの干し柿観光工場】

そして新埔の老街から車で約5分にあるのが「味衛佳柿餅觀光農場」という干し柿の観光工場。徒歩でも山道を登りながら20〜30分で来れるみたいです。

僕たちが訪れたのは午後3時前の最混雑時間帯。駐車場もかなりの台数が停められるようになっていたのですが、10分ほど待ちました。観光バスで乗り付ける団体客も結構いて、老街よりも賑やか。柿や農産物を売る屋台もあり、まるで日本のお祭りのような感じでした。

観光農場といっても、敷地内には伝統家屋の三合院が鎮座していて、地方のちょっと規模の大きい農家にお邪魔したような感じ。ただ、一面に柿が天日干しされていて、本当に圧巻。どこでカメラを構えてもいい写真が撮れるといっても過言ではありません。

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ただ、かなりごった返しているので、ベストショットを撮ろうとすると色々大変かもしれません。おすすめは午前中の人が少ない時間帯だとか。

それでも、大量の柿に囲まれる不思議な空間で、加工している様子が間近に見らるのは、非日常でちょっとワクワクします。

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で、干し柿をいただきました。実は日本でも干し柿を食べた記憶がなく、日本との比較ができないのですが、「干し」と言っても半生なんですね。少し冷やされていて、まず一噛みすると大福に包まれた羊羹のような食感。それでいてさらに噛んでみると果肉がシャリシャリしていて面白いんです。台湾茶と合わせたら凄くおいしんだろうなぁと感じましたよ。客家人の友人は、柿のアイスキャンディーが美味しいんだよとオススメしてくれたのですが、その時僕はすでに台北への帰路についた頃。次回チャレンジしたいと思います。

あ、で、工場ではあったかい柿のお茶も振舞われていました。これまたほのかに柿の味がして美味。柿好きにはたまらない場所かもしれません。

味衛佳柿餅觀光農場

新竹縣新埔鎮旱坑路一段283巷53號

(03)589-2352

8:00~18:00(9月〜12月ごろの季節限定)

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【客家文化といえば擂茶も忘れてはいけません】

最後に訪れたのは、新埔老街から車で15分ほど、九芎湖と呼ばれる場所にある陳家休閒農場。客家名物の擂茶をいただきます。

擂茶の極意は自分でピーナツやゴマ、茶葉、砂糖などの材料をすり鉢で擦ること。顆粒のものがなくなり、油が出てペースト状になるまで擦るのですが、結構な重労働。以前某有名ブロガーに誘われ、一人で擦りすりしていたら、汗だくになり、30分近くかかりました。

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今回は友人らと分担したので割と早くできたのですが、それでも20分くらいかかったかと。普通のお茶よりも香ばしく、飲むスイーツのような感じ。お腹も適度に満たされます。

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こちらもグループで行ったらワイワイ楽しくお茶ができますよ〜。

陳家休閒農場

新竹縣新埔鎮照門里九芎湖6鄰29號

(03)589-0034

9:00~17:00(土日曜〜18:00)

 

新埔は新竹県北埔や苗栗県南庄と比べてかなり控えめな客家の街だったのですが、のどかさや落ち着きがあり、とても心地のいい旅ができました。

実は高鉄の新竹駅から近くてタクシーなら約20〜30分で到着できる距離。路線バスだと、新竹駅を起点に、途中竹北駅を経由する新竹客運の5619番バスで約40分。竹北駅からなら5621番バスも利用できて約20分で来られるみたいです。

干し柿の天日干しが見られるのは12月末まで。日帰り旅行をぜひ楽しんでくださいね〜。

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【カルチャーショック】「金門に行ったことがないと、台湾に行ったこととは言えません」と感じた金門旅行

介風見聞録にお越しいただき、有り難うございます。介(すけ)です。

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11月6日から8日にかけて台湾の離島、金門に行ってきました。台湾で暮らして16年目になるのですが、金門を訪れたのは実は初めて。わずか2泊3日の短い旅ながらも、非常に強烈なカルチャーショックを受けて帰って来ました。台南駅の地下道に「台南に行ったことがないと、台湾に行ったこととは言えません」と日本語で書かれた観光PRポスターがあるのですが、ぶっちゃけ「金門に行ったことがないと、台湾に行ったこととは言えません」と思える旅になったので、そのカルチャーショックを受けた点を記して、ぜひ皆さんにも金門の旅に出かけてもらいたいと思います。

【土が赤い。空港を出てすぐに僕の知らない世界が広がっていた】

金門までは台北松山空港から国内線に乗って50分。移動については前回のブログをご参照ください。

kennethqi.hatenablog.com

金門空港でスクーターを借りて民宿に出発。幹線道路に出たところですぐに台湾本島との違いを感じ取りました。それは、土が赤いのと、ベージュの岩肌が露出した場所が多いということ。地形がすでに違い、なんとなく、僕の想像上の中国大陸に近いものがありました。畑は基本的に高粱が植えられていたほか、放牧されている牛たちもたくさん目にとまりました。さらに、赤レンガで造られた四合院の民家で形成されている集落群。極め付けは、現在もしっかりと対岸に睨みを利かせている軍施設。台湾本島では見慣れないものばかりで、目から入る新しい情報量の多さに圧倒されてしまいました。

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同じ離島である澎湖にはこれまでに2度、足を運んでいます。塩害により稲作が向かない土地柄なのは金門と一緒ですが、澎湖のホテルで働く人の話によると、それでも野菜が多少なりとも栽培されているんだとか。また、伝統建築も台湾本島とは様式が若干異なるのですが、すでに数が少なく、民家を始めとする今時の建物はほぼほぼ台湾本島と変わらないんです。

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金門の独自性を見ると、やはりここが中華民国の中の福建省であることを思い知らされます。そう、今では本島に暮らす台湾人はほとんど意識していないことだと思うのですが、金門と馬祖は中華民国の中でも福建省に属していて、日本統治時代を体験していない場所であるんです。現在では中華民国の福建省は凍結されているものの、裁判所の名称などに「福建省」の文字が今でも残されていて、知識としては以前からあったものの、実際に看板を目にすると、感慨深いものがありました。

【超繁栄しているアモイが目と鼻の先に見えた】

2日目には金門島の水頭港からフェリーに乗り、約10分離れた烈嶼(通称:小金門)へ。島の北側から北西側にかけては中国アモイ市に向かい合う場所で、直線距離はわずか5キロ。北京から遠く離れたこのアモイでも超高層ビルがいくつもそびえ立つ様子は、中国の国力を物語っているようで正直言って恐怖すら感じるほど。

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それとは対照的に、金門では伝統家屋で構成された集落がたくさん。それはとても美しい風景なのですが、対岸には近代的で先進的な、中国でもトップ20前後の規模の大都市が広がっている。こんな状況では否が応でも違いを実感してしまいます。もちろん、アモイの発展と金門ののどかさのどちらがいいというわけではないのですが、金門から船で30分の場所にあるアモイは、台北よりも身近に感じる人が多いのではないかと勝手ながらに想像してしまいました。台北に暮らす僕は、中国は別の国だし、近くて遠いイメージばかりを抱いていたのですが、目と鼻の先のアモイを見て、それがガラガラを音を立てて崩れていったのでした。

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【台湾本島との歴史と文化がそもそも違う】

金門の観光スポットを回って歴史を知り、日本統治時代を経験していないことや国共内戦時に中共軍が上陸して地上戦が行われたことなどを改めて目の当たりにすると、僕の知っている台湾に関する知識がほぼほぼ通用しないことに気づきました。

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台湾に来てからというもの、台湾に関することを学んで、自分なりに吸収してきたつもりでいたのですが、金門という地域はすっかり抜け落ちていたと、自分の弱い部分が浮き彫りになった気がします。

台湾はざっくりとおおまかに分別すれば、地域性では北部、中部、南部の「西半部」、と東部の「東半部」、そしてエスニックグループでは、本省人(閩南人と客家人)、外省人、原住民、平埔族、新住民で歴史や文化の違いがあるわけですが、このほかに、金門と金門人、さらに馬祖の違いが加わるのかもしれません。 

 

民主化が進んでから「台湾意識」というアイデンティティが芽生えて久しい台湾。本島とは遠く離れた金門の人々はどのようなアイデンティティを抱いているのか、本島の日本統治時代や戦後の二二八事件、白色テロに関する歴史認識やそれに対する感情はどうなのか、今後機会があれば、より一層深く調べてみる必要があるのかなと思いました。

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22県市ある台湾で最後の未踏の地となった馬祖にも必ず近いうちに足を運んで、まだ見ぬ台湾の姿を見られたらいいなと感じました。

「金門に行ったことがないと、台湾に行ったこととは言えません」。

実際金門に住む人は6〜8万人と言われ、2300万人の台湾の総人口からしてみるとごくごく少数派。それでも、金門の人々もれっきとした台湾を構成する人々の一部。驚きと発見があると思うので、台湾リピーターの方で、まだ行かれてない方は、是非とも足を運んでもらいたいなと思いました。

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【引退決定】マンダリン航空E190型機に乗ってきた!《台北→金門》搭乗記

介風見聞録にお越しいただき、有り難うございます。介(すけ)です。

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先日、初めて金門に遊びに行ってきました。2泊3日だったのですが、それはそれは大きなカルチャーショックを受けた旅になりまして、そのことについても今後書き記したいのですが、今回は行きと帰りの飛行機の話です。

交通オタクの僕からすると、目的地とを往復する移動手段も旅行の大きな目的の一つ。特に往路の飛行機はエンブラエル190型機というもので、多分最初で最後の搭乗になると思うのでここに記録したいと思います。また、復路は再びタイガーエア台湾便に搭乗したので、往路との比較を記します。

【目的は引退が決まった国内線の主力機・エンブラエル190型機】

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そうです。今回の目的はマンダリン(華信)航空が運航するこのエンブラエル190型機(ERJ190またはE190)に乗ること。2007年に導入され、国内線の主力機として運航されてきたほか、高雄−香港線、台中−成田線の国際線にも投入されていました。

ブラジル・エンブラエル製の旅客機で104人乗り。シート配列は2−2でシートピッチは31インチ。巡航速度は890キロ。台湾ではマンダリン航空だけが導入していました。日本ではJALグループが2008年にE190より少し小型のE170を、2016年にE190を導入。フジドリームエアラインズは2010年からE170とE175を運航していて、割と使い勝手は良さそうなのですが、運航距離が短く、離着陸の回数が多くなる台湾の国内線では、オーバースペックでコストがかかり過ぎたようで、2017年にはやはり旧型のジェット機MD82/83型機を運航していた当時のファーイースタン(遠東)航空と競うようにターボロップ機のATR42-600型機を導入し、将来的に国内線の主役の座はATRに任せるという計画が立てられました。(ただ、ファーイースタンは当時、保有するMDが機齢25年を超えたために仕方なくATRを導入した経緯があるのですが)

ATR42-600型機は競合するユニー(立栄)航空や2016年に解散したトランスアジア(復興)航空も主力として運用していて、現在台湾の空はATRが担っているといってもいいでしょう。巡航速度は551キロ。シートピッチは30インチ。座席数は70席。E190と比較すると格段にレベルダウンしている訳ですが、現在の台湾の航空需要というのはこういうものなのでしょうね。

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で、そんな中今年9月に飛び込んできたのが中央社のニュース。それによると、その時点でマンダリン航空は6機のE190をリース運航していたのですが、10月から毎年2機のペースで退役させ、3年以内に全機を引退させる計画をマンダリン航空が発表したというのです。ちなみにこれまでE190が担っていた国際線運航については、チャイナエアラインが導入するエアバスA321neoと共有するとのこと。

兎にも角にも、導入からわずか16年での引退が決まったということであれば早く乗らなければ機会はどんどん減ってしまう訳で、今回の金門旅行では必ずE190に乗ろうと決心したのでした。

しかし、新型コロナウイルスの防疫に成功した台湾では、国内旅行が大ブーム。11月は通常閑散期にあたるはずなのですが、航空需要は絶賛高止まっていたようで、僕が選んだ日は座席数の多いエアバスA320で運航するタイガーエア台湾の応援便がたくさん。逆にE190の便はごくわずか。しかも運賃も微妙に高かったのですが、同行する友人に事情を説明して往路のみですがやっとこさE190の便を確保しました。

ちなみに、澎湖から台湾本島に戻る際に搭乗したタイガーエア台湾エアバスA320の搭乗記は下記リンクからご覧ください〜。

kennethqi.hatenablog.com

【想像していたよりも小さいけれど快適な機内】

前置きが非常に長くなってしまいましたが、ここからが本題。当日は友人との待ち合わせの時間よりも30分早く松山空港に到着して展望台で飛行機ウォッチング。ここの展望台は国内線のエプロンに面していてコロナ禍でも賑わっています。

で、いましたいました。目的のE190。シュッとしていて鼻が長くてスマートな飛行機なんですよ。ボテッとしているATRも可愛いといえば可愛いのですが、お洒落な飛行機はやはり魅力的です。

ただ、実際に搭乗してみて感じたのは、想像よりも天井が低いかなという印象。「ATRはそもそもが小型の機体なので窮屈に感じるのは当たり前、逆にE190は客室の下に貨物室があるし、もうちょっと高さに余裕があるのでは」と勝手に思っていたのですが、実際にはATRと同じくらいの圧迫感がありました。前方では荷物入れに頭をぶつける男性もいたくらいなので、やっぱり機体が小さいのかもしれません。とはいうものの、シートピッチ31インチはとても快適。座ってしまえば、天井の低さは全く気になりませんでした。

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キーンとちょっと高めのエンジン音を響かせながら台北松山空港を離陸。一定の高度に達すると、耳をつんざく騒音はなくなり、快適な空の旅が始まりました。

ただ、ちょうどこの日は台湾南部沖を台風が通過した関係で、一度シートベルトのサインが消えたものの、程なくして再び点灯し、3人いた客室乗務員さんが着席する場面も。しかしながら実際には大きな揺れはなく、台中を少し過ぎたあたりからから機内サービスが始まりました。

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ドリンクのサービスで、ホットコーヒー、ホットウーロン茶、オレンジジュース、ミネラルウォーターから選べました。僕はホットコーヒーをチョイス。飲み慣れているキャセイのコーヒーと比べると苦味が少なく、台湾人の好みに合わせた飲みやすいコーヒーなのかなと思いました。

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僕の左前方にいたご婦人は喉が渇いていたのか、2回もドリンクをお代わり。それでも客室乗務員さんはしっかり対応していたので、台北−金門線は比較的サービスに余裕がありそうです。

さらに機内販売も実施。マンダリン航空オリジナル商品の詰め合わせなどをカゴに入れて販売していました。この感じではコロナ発生前のサービスに戻っているようです。

台北から金門までの飛行時間は50分。実際にはもう少し早く到着していたかもしれません。ドリンクを回収し終わるとすぐに着陸態勢に入りました。着陸も非常にスムーズ。本当にあっという間に金門に到着してしまいました。

E190はボーディングブリッジが利用できるのもメリットの一つ。階段の乗り降りや雨に濡れる可能性を避けられるのは、ATRに比べてわざわざ選ぶ価値のある機体なのかなとも思いました。

【比べてわかるタイガーエア台湾機とのサービスの落差】

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さて、復路は前述のようにタイガーエア台湾の運航による応援便。座席に着席してすぐ気付いたのが、シートピッチの狭さ。以前のブログにも書きましたが、タイガーエア台湾のエアバスA320はシートピッチが28インチで、E190の31インチよりなんと3インチも狭いんです。3インチ=7.62センチです。僕は台湾人と比べると圧倒的な足の短さなのですが、それでもわかる窮屈さ。天井はそれなりに高いですが、逆に着席してしまえば、狭さが際立つものです。

さらにドリンクサービスは烏梅汁と呼ばれる梅ジュースの一択のみ。4種類の選択肢があったマンダリン航空便とは大きな違いです。そして機内販売もなかったほか、往路ではシートポケットに入っていた機内誌や免税品のカタログはなく、機体前方のマガジンラックに機内誌だけがまとめて置かれているだけでした。気づかないと読めないのはやはり不便。僕、機内誌も毎回楽しみに読むのですが、気軽に読めないのはとても残念でした。

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たった50分〜1時間のフライト時間で文句を言うのも大人気(おとなげ)無いと思いますが、明らかなサービスの格差があるのなら、僕ならわざわざタイガーエア台湾便は選ばないし、もし時間が合わないのであれば少し高い運賃を払ってでもユニー航空を選ぶかなと思いました。

もちろんタイガーエア台湾による運航はこの新型コロナ流行が終わり次第なくなるとは思うのですが、ちょっとがっかりしてしまったポイントです。

 

E190は小さいながらも快適なのは間違いありません。ATRよりもシートピッチが1インチ広く、速度も速い。今後まだ乗れる機会があるのなら、ぜひもう一度乗りたいと思う飛行機でした。

2022年までのわずかな時間、興味のある方はお早めにご搭乗くださいね!

 

↓これまでの飛行機関連の話題はコチラ

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《出発2時間前に起床》海外旅行の朝に寝坊しても諦めないで!

介風見聞録にお越しいただき、有り難うございます。介(すけ)です。

コロナ禍で海外旅行ができなくなって久しいですが、ふと先日、ちょうど1年前の香港・マカオ旅行で、出発当日の朝に過去最大級の寝坊をする大失態をしでかしたことを思い出しました。結果からいうとギリギリで間に合ったのですが、自省の意味と、寝坊しても諦めなければ、場合によってはなんとかなるということをお伝えしたく、顛末をしたためたいと思います。

【起きたら出発まで2時間を切っていた】

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ことは2019年11月15日に起きました。予約していたのは台湾桃園空港を9時05分に出発するCX403便。僕の住む台北市文山区から空港へは、MRTと高速バスを乗り継ぎ、おおよそ2時間かかります。これまでの経験から逆算して、5時30分に起きれば間に合うと思って、携帯のアラームをセットして就寝したのですが、自然に目覚めて嫌な予感がしたので時刻を確認すると……まさかの7時16分。

 

「終わった……\(^o^)/

 

半ばパニックになりながらもどうしようと頭をフル回転。前日の夜に荷造りとオンラインチェックインを済ませており、過去の経験上、チェックインカウンターで荷物を預けてから搭乗口まで大体20分で行けていたことから、それまでに間に合えばなんとかなると思い、駄目元でもタクシーに乗ってみようと着のみ着のままで自宅を出ました。

家の前は幹線道路の交差点。流しのタクシーに乗ろうと思ったのですが、こんな日に限ってつかまらない。なのでアプリで直接呼ぶことに。焦りで指が震えながらも現在地と目的地の設定をすると、幸運にもわずか5分で来てくれました。

「麻煩,請到桃園機場第一航廈!謝謝!(桃園空港第1ターミナルまでお願いします)」

乗車記録を見ると、乗車時間は7時33分。本来の予定ではすでに預け入れ手荷物を預けて、搭乗口に向かっている時間です。車内でグーグルマップを開くと、高速道路の入り口で若干の混雑が予想されるものの、55分で到着するとの情報。突発的な事故で通行止めにならないことを祈り続けていました。おかげさまで順調に流れる車窓。そして、空港に乗り入れる国道2号線に入った時、運転手さんがこう言いました。

運「你要搭哪一家航空公司?(乗る予定のエアラインはどこ?)」

我「國泰!(キャセイです)」

運「喔,那就最後面的吼。(じゃあ一番奥だね)」

嬉しいことに運転手さんがキャセイのカウンターの位置をしっかりと把握してくれていて、迷わずカウンター前で降ろしてくれました。料金は1,340元。アプリに登録していたカードで支払います。その時財布の中に現金がいくら入っていたのか覚えていないのですが、仮に手持ちがなかったと思うとゾッとします。台湾のクレカを持っていて改めて良かったと思った瞬間です。

時刻は8時22分。離陸まで40分。すでにチェックインを済ませているものの、荷物を預けなければいけないのでカウンターに向かいます。

カウンターのお姐さま「到哪裡呢?(どちらまでご出発ですか?)」

我「9點往香港的班機!還來得及嗎?(9時の香港行きです。まだ間に合いますか?)」

姐「沒問題。慢慢來。(大丈夫。ゆっくりで構わないですよ)」

 

……優勝です┗( ・´ー・`)┛(コロンビア)

 

天は僕に味方してくれました。その後、手荷物検査から出国手続き、搭乗口まで20分で駆け抜け、無事、ドアクローズまでに搭乗完了。しかも台湾銀行で両替をする時間もありました。本当に有り難うございます。

【寝坊しても飛行機に乗るために】

さて、そんなこんなで無事飛行機に乗れた訳ですが、振り返ってみると、有利に働いた点がいくつかあったので整理しておきます。

1:荷造りを前日に済ませておいた

出発当日に荷造りをする人はあまりいないと思いますが、この時は前日に完全に済ませていて、朝は携帯だけ忘れなければ問題無い状態にしていました。瞬時に出掛けられる準備が整っていたのが奏功していたと思います。

2:タクシーアプリを使い慣れていた

台北市内に住んでいると、例え文山区であっても、いつでも流しのタクシーが拾えるイメージがありましたが、結局つかまりませんでした。利用したのは「台灣大車隊」のアプリ。操作方法にも慣れていたので最短で呼べたのだと思います。

3:レガシーキャリアのマイレージ会員で優先チェックインができた

これも大きかったポイントだと思います。LCCだったらカウンターが早々にクローズして無理だったでしょうし、レガシーキャリアでも会員でなければ並ぶ必要があり、間に合っていたかどうか分かりません。ただ、オンラインチェックインをして、預け入れ手荷物を諦めれば、会員でなくても搭乗口までは行けるかもしれません。試すつもりはありませんが。

4:自動化ゲートの登録をしておけばちょっとだけ余裕ができる

「個人情報の流出が怖いからといって登録したがらない人が多いみたい」(成田空港の係員さん談)という自動化ゲート。繁忙期ではない出国時にはあまり大きな時間短縮にはなりませんが、有人窓口が混雑している時にはやはり便利ですし、少しだけ心の余裕ができるはずです。登録できるのであればしておくことに越したことはありません。ちなみに、香港の航空会社のマイレージ会員であれば、香港の自動化ゲートが利用可能です。僕は「日本人」で「台湾在住」そして「キャセイのマルコポーロ会員」なので、日本、台湾、香港で自動化ゲートが利用でき、有効活用させてもらっています。

 

 偉そうに書いていますが、結局は寝坊しないことが一番。次はいつ海外旅行できるのか全く不透明ですが、次に早朝便に乗る時は、寝ないでそのまま出かけようと心に決めました。ただ、絶対に寝坊しないとは言い切れないのが怖いところ。でも、諦めたらそこで試合は終了してしまいます。乗り遅れるのは万策を尽くしてからにしようと思いました。

皆さんも、例え朝寝坊したとしても諦めないでくださいね!!

【2020台湾LGBTパレード】13万人が参加 3時間かけてお散歩してみた

介風見聞録にお越しいただき、有り難うございます。介(すけ)です。

毎年恒例の台灣同志遊行(台湾LGBTパレード)が10月31日に行われました。僕もお散歩がてら隊列に参加してきましたので、その模様をお伝えします。

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【今年で18回目 アジア最大級のLGBTパレードです】

アジアで初めて同性婚が認められた台湾。27日には台北市がLGBTなどのセクシャルマイノリティを支援する都市で組織される「レインボー・シティーズ・ネットワーク」にアジアで初めて加入したというニュースもありました。誰もが暮らしやすく、活躍できる社会を目指すダイバーシティへの取り組みが着実に進んでいます。

台北で行われるパレードは今回で18回目。台湾最大なだけでなく、アジアでも最大級のLGBTとして知られ、例年では台湾国内に限らず日本を筆頭に世界各地からも多くの参加者・観光客が詰め掛けます。今年はコロナの影響で海外からの参加者はほぼ皆無となってしまったものの、主催者発表では13万人が参加したということで、例年並みの盛り上がりとなりました。

パレードの路線は数年前まで総統府前のケタガラン大通りから西門、台北駅を通るルートが多かったのですが、昨年は信義エリアの台北市政府前から台北市を東西に貫く忠孝東路を通ってケタガラン大通りまでのルートとなり、今回は台北市政府前から仁愛路を西進し、敦化南路のある仁愛圓環(ロータリー)で南北の各ルートに分岐し、北ルートは忠孝東路、南ルートは信義路をそれぞれ東進し、市政府前へ戻るルートが設定されました。

【レインボーマーケットや舞台パフォーマンスもぜひ見て行って!】

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パレード自体は14時からの出発となりますが、起点と終点となる市政府前では11時からレンボーマーケットが開かれ、協賛企業やLGBTフレンドリーのアーティスト・ショップなどがブースを開き、関連グッズの販売や情報提供などを行っています。

今年はデリバリーサービスを提供するドイツ企業「フードパンダ」が妙に目に留まったのと、レズビアン向け出会い系アプリの旗をよく見たかなと思います。しかしながらパレード開始直前の13時30分ごろは大混雑の夜市さながら牛歩で進むことも困難となる盛況ぶりだったので、しっかりと見学したい方は早めの行動をお勧めします。

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中央のステージでは随時パフォーマンスが行われていて、会場を盛り上げています。LGBTの支援団体や政治家、当事者、そしてその家族たちの話なども聞いているとたくさんの人たちの尽力や協力、支援があって獲得・実現できた権利と利益なのだなぁと感動します。

特筆すべきなのは女性の地位向上や都市と地方の格差是正、香港問題の解決などを目指す人権団体の参加。LGBT問題の根本は基本的人権の尊重であるわけで、LGBTを専門に扱う団体でなくても、LGBTの支援を自然と行っているこれらの団体の取り組みは素晴らしいなぁと思います。実際、台湾で同性婚が実現した背景には白色テロで迫害された人たちの人権問題を長らく扱ってきた土壌があるから。同性婚実現の際に日本語で出された関連記事や解説をいくつか見ましたが、台湾では早期からLGBTへの理解が広まってきたという記述はあるものの、なぜその理解が広まったのかに対する言及が少なく、この点をぜひ多くの日本人にも理解してほしいなぁと密かに願っています。

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ノリが良過ぎる大好きな後輩


ちなみに、今年総合司会の一人を務めた宜蘭さんは、実は僕の大学院時代の後輩。ドスの効いたよく響く声とユーモアのある喋り方に定評があり、数年前から台北に限らず台湾各地で開かれているLGBTパレードの司会を務めていて、イベント直前にはフェイスブックに「旦那と子供をほっぽり投げてきて清々しいわ!」とコメント。今年もパワフルに現場を仕切ってくれていました。

もう一人の夏立民さんもLGBT界隈では有名な知識人で、ご本人もかなり早い時期に同性パートナーとご結婚されています。そして客家人であり客家語にも堪能。2018年に統一地方選挙に合わせて行われた住民投票で性の多様性に関するテーマを含む性教育の強化の是非を問うた際、国民討論会で推進派の代表として客家語を交えてコメントしていたのは記憶に新しいところ。

というわけで、パレード以外にも注目すると、台湾社会のLGBTが置かれている現状、それに対する取り組みなどへの理解が深められると思います。

【暖かい声援と理解の伝播が楽しいパレード】

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LGBTパレードの参加するのは、LGBT当事者だけではありません。当事者のお友達だったり、サークルの仲間だったり、純粋に支援しているだけの人たちだったり、一般人がたくさんいるんです。お父さんお母さんが子供を引き連れてご家族で参加しているのも今ではかなり見慣れた光景になりました。

今回目についたのは、LGBTの当事者が親御さんとみられる人を連れて参加していたグループを何組か見かけたこと。家庭内でもオープンな気風が広がっているんだなぁと思わせる瞬間でした。

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分岐点では北ルートを選択。忠孝東路の忠孝敦化駅から國父紀念館駅までの間は台北を代表する繁華街の一つ。週末のショッピングや食事を楽しむ人たちで賑わう場所を練り歩くとかなり注目を浴びるのですが、基本的には歓迎ムード一色。

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雑居ビル2階のレストランでお食事していたとみられるご婦人グループから窓越しに手を振られ、暖かい気持ちになりました。パレードの実施を知らずたまたま居合わせた人たちがほとんどだと思いますが、理解が広がっていることを実感できる感動的な場面でもあります。

今回のパレードでは途中、台北市を南北に縦断する光復南路と安和路という幹線道路を横断するため、信号待ちで頻繁に足止めを喰らいました。総統府周辺でパレードしていた時はあまり足止めするということはなかったのですが、それゆえ団子状態になって混雑が助長されている印象を受けました。結局3時間かけて全行程を踏破。後になって先頭集団にいた友人に話を聞くと、1時間30分で帰ってこれたというので、頑張って先頭を目指した方が疲労感は少ないかもしれません。

 

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台湾のLGBTパレードは、台北だけでなく、台中、台南、高雄、花蓮、珍しいところでは苗栗などでも行われていて、LGBT関連イベントではほぼ全国の自治体で実施されています。とても身近な存在になりつつある台湾のLGBT。同性間の国際結婚は、相互互恵の観点から外国人側の国も同性婚を認めていないといけないということで、日本を含む多くの国の人たちが、台湾人パートナーと結婚とできなかったり、やはり存在する差別をいかに解決するかなど、まだまだ問題は山積していますが、もっともっと暮らしやすい社会が実現できればいいなぁと思います。

来年の話をすると鬼に笑われてしまいますが、来年もぜひ参加してみたいなぁと思ったのでした。

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【梁社漢排骨】最近破竹の勢いで積極展開している排骨飯レストラン

介風見聞録にお越しいただき、有り難うございます。介(すけ)です。

なんだか最近「梁社漢排骨」というお店が急速に増えていて、僕の住む文山区にも店舗ができたので早速試してみました。

【マカオ出身のシェフが手がけた排骨飯のお店】

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排骨飯といえば、最近は日本でもパイコー飯という名称で広まっていますが、豚スペアリブをご飯にのせた、台湾を代表する料理の一つ。台湾鉄道が販売している弁当が有名ですよね。

で、この「梁社漢排骨」とは何者なのか。そもそも「梁社漢」とは誰なのか。オフィシャルサイトで調べてみると、この梁社漢はマカオ出身の有名シェフなんだそう。台湾人の奥様をもち、かつてはシェラトン(喜來登飯店)やパレ・デ・シン・ホテル(台北君品酒店)、フロー・デ・シン・ホテル(雲品溫泉酒店)など高級ホテルのメインシェフとしても活躍していたんだとか。そして、2016年と19年には「両岸十大名廚」の一人に輝いているらしいのです。

なので梁社漢排骨のウリは、「台湾の伝統料理と広東料理のテクニックの融合」なんだとか。

ちなみにこの「両岸十大名廚」とはなんぞや?と思って調べたところ、中華兩岸海峽餐飲連鎖經營協會という団体が主催している兩岸美食文化交流論壇というフォーラムで選出された台湾と中国で秀でたシェフ10人のこと。ただ、このフォーラムが結構謎で、2019年の時点で第9回目の開催となるのですが、関連のニュース記事は出てくるものの、オフィシャルが発表したと思われるニュースリリースをそのまま転載している内容なほか、このフォーラムや主催協会のウェブサイトなども見つからず、どこまで権威のあるものなのかはぶっちゃけよくわかりません。

ただ、このお店、餃子チェーンの「八方雲集」が経営しているお店なんです。中国時報の報道によると、現在台北から高雄まで西部に59店舗展開しているんだとか。八方雲集は全国に990店舗もあるそうなので、この経営ノウハウを生かしていると考えれば、急速な店舗拡大も納得がいきます。蛇足ですが、朝ごはん屋さんの「麥味登」もこの八方雲集グループなんだそうです。

【ファーストフードのような明るく清潔なお店】

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普段排骨飯は個人経営のなんの変哲も無い食堂で食べることが多いので、店構えや内装なんて気にしたことはなかったのですが、梁社漢は白を基調にしていて、とにかく明るい印象でした。午後6時30分ごろのご飯時に行ったのですが、ほぼ満席でテイクアウトもそれなりに盛況。今回はテイクアウトにしました。

注文は有人レジ1台のほか、マックやモスバーガーなどで目にする液晶タッチパネルも数台設置。クレカ以外にLINEpayや悠遊卡での決済が可能でした。

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メニューなのですが、看板商品の排骨飯はタレに漬けて揚げた「炸排骨」と、タレで煮込んだ「滷排骨」が選べます。こちらは個人の好みなのですが、今回は「炸排骨」をチョイス。ご飯ではなくて、「黃麵」と呼ばれる油そばのような麺に変更することもできます。

で、肝心のお値段は110元!

結構いいお値段です。台鉄弁当の排骨飯は一番安くて60元、一番人気が80元だというので、強気の値段設定と言えるのではないでしょうか。物価の上昇で、近年は一食100元を超えるお弁当は少なくないですが、個人的にはかなり勇気のいるお値段であります。

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そのほかのメニューは角煮の焢肉飯は65元、塩胡椒で味をつけたフライドクリスピーチキンの椒鹽雞塊飯は80元、紅麹で味と色をつけた豚の焼肉の炸紅槽肉飯は90元なので、選択肢は豊富です。味噌汁は特別価格15元。今回は頼みませんでしたが、次ぎは試してみたいと思います。

【独特の甘い味付けは賛否が分かれそう】

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では実食と参りましょう。揚げたスペアリブはご飯とは別に袋に入れてくれました。

おかずは、キャベツの炒め物、切り干し大根の菜脯、豆腐とセロリと人参の和え物、春雨、コーン。味付けはいたって普通ですが、品数がよくあるお弁当屋さんの3品より多いのはちょっと嬉しいです。

ちょっと残念だったのはご飯を食べようと箸を差し込んだ時に、すぐ容器の底についてしまい、

「少なっ!!!」

と思ったこと。人によっては物足りなく感じるかもしれません。

そして本命のスペアリブですが、

「え?ハチミツに漬けたりした?」

とも思える独特の強い甘みと風味が漂いました。ほかのお店ではあまり食べたことがない味で非常に個性的。好き嫌いが分かれる味かもしれないなぁと思いました。ただ、この味にハマったら通いつめたくなる気も。僕個人では、家から近かったら普通にリピートできる。けど、わざわざ電車に乗ったり、スクーターに乗って少し離れたお店に行きたいかと言われたらちょっと、、、という感じ。でも、逆に日常使いができるお店なのかなと思いました。

 

極論を言ってしまうと、同じく排骨飯をメインとする老舗チェーン店「君悅排骨」のグレードアップ版といった印象。でもお店全体を通して伝わって来る効率の良さを求めた感じはこれまでの八方雲集で培ったシステムを活用しているのかなと思えました。

中国語がわからなかったり、そもそも台湾初心者の日本人観光客でも利用しやすそうな感じがしました。ただ、この急速な店舗の拡大は、エッグタルトや鮮芋仙の仙草,清玉の翡翠檸檬のように、ブームとなった後、急速に衰退していったお店を連想させるフラグでもあります。

どれだけ市民に愛される味に成長できるのか、今後の発展に注目です。

 

梁社漢排骨ウェブサイト:https://www.buygood.com.tw