介風見聞録にお越しいただき、ありがとうございます。介(すけ)です。
今年5月に続いて、再び香港へ遊びに行ってきました。新型コロナウイルスの影響で閉鎖されていた桃園空港のキャセイラウンジが今秋から再開したこともあり、今回はちょっとだけ奮発をしてビジネスクラスに乗ってきましたので、その模様をお伝えします。
↓今年5月に利用した台北-香港線エコノミークラスの様子はこちらからどうぞ
【ついに復活!台北ラウンジ】
チェックインは4番カウンター。今年5月から改修のために一時的に8番に移動していましたが、この時点(10月)には戻ってきていました。
今回搭乗したのは午前8時発の始発便。6時に空港に着いたのですが、チェックインカウンターの混雑自体はエコノミーも含めてそれほどでもない感じ。ですがちょうど早朝ラッシュの時間帯に重なったためか荷物検査と出国審査に時間を要し、通過に約25分かかりました。
で、待望のラウンジタイム。夏にはオープンするかなと思っていたけど、秋になってやっと再開。テンション上がるわー。
レイアウトはコロナ前とほぼ変わっておらず、入ってすぐはベンチとテーブルが置かれた空間とお手洗い。
お手洗いのハンドソープと乳液は、コロナ前はAesopのものでしたが、bamfordというブランドのものに変更になっていました。
続いてはヌードルバー。ワンタン麺(雲吞麵)とタンタン麺(馳名擔擔麵)、それとオムレツ(煎蛋捲)をオーダー。
欲張って食べ過ぎかなと思ったけれど、他の人の様子を見ると、意外と皆さん、しっかり召し上がっておりました。
ワンタン自体は台湾でも「餛飩」や「扁食」という名前でよく見られる食材ですが、細くて歯応えのあるこの麺は実は台湾ではそこまで一般的ではないので、香港に行く前から楽しめるのは嬉しい限り。
スープはあっさり目で、麺の風味もどちらかというと台湾風。それでも十分美味です。
タンタン麺は、濃厚なゴマだれがたっぷりとかかっていて非常にボリューミー。たれがかなりドロドロで、麺がほぐれないという食べにくさはあるものの、ほどよいピリ辛具合で後を引くおいしさ。アフリカで働く台湾人の友人曰く「タンタン麺は絶対に食べなきゃ駄目!」。
オムレツは中にチーズが入っていて、ミニサラダとハッシュドポテトが付いてきます。特段美味しいかと言われると、まぁ、普通の味なのですが、軽食をささっと食べたいという方はこちらをどうぞ。
ラウンジの一番奥はドリンクバー。ラウンジの中で一番落ち着いていて好きな空間です。
迷うことなくキャセイデライトをいただきます。
後、台北ラウンジのオリジナルメニューとしてタピオカミルクティーもあったのでこちらもいただきました。前もあったのかは不明。台湾在住者の感想として、特段何か特別だというわけではない(←)のですが、甘味料としてガムシロではなく、黒糖シロップを使っているのがグッド。グラスに入れるだけで高級感も出るので、味よりも雰囲気を楽しむということで、一度は試してみる価値があると思います。
【実は初体験 早朝便のビジネスクラス】
そして搭乗。今回はエアバスA330-300型機です。
シートはヘリンボーン。
搭乗後間もなくウエルカムドリンクとおしぼりのサービス。ドリンクはアップルジュースをチョイス。超短距離路線ですが、しっかりと紙のメニューが用意されているのが嬉しいです。
そして担当CAさんによる挨拶と機内食とドリンクの確認。食事はウエスタンスタイル(意式菠菜芝士蛋批)かアジアンスタイル(蝦仁肉片炒粉絲伴點心)かを聞かれ、アジアンスタイル、ドリンクは再びキャセイデライトをオーダーしました。
スポットを離れた後は、えっちらおっちら一時停止をしながら誘導路を進んで滑走路へ。多分出発便が多かったんでしょうね。ウトウトしていたらいつの間にか離陸していました。
台中を過ぎたあたりで機内食のお時間。エビと豚肉が入った焼きはるさめとシュウマイが出てきました。アジアンという割にはガッツリ香港式。いや、食べたかったのはこれよ、これ。さっきラウンジでさんざん麺を食べましたが、はるさめだとまた食感が違うから飽きませんでした。
一口目を食べて、ちょっと味が濃いかなと思ったものの、くどくなく、結局スルスルと全部いただきました。感動したのはエビ。台湾のエビって、割と小さくて弾力性がないのですが、こちらはプリプリ。香港っていう感じがします。
シュウマイは日本のとは違って、台湾でよく見る肉団子の「貢丸」を薄皮で包んだ感じの一品。多分ひき肉じゃなくて、すりつぶした肉を使っているんだと思う。弾力があってボリューミーでした。
食後にはコーヒーを飲もうかと思ったのですが、CAさんが「キャセイデライトもう1杯飲みませんか?」と声をかけてくれたので、お言葉に甘えてもう1杯いただきました。飲める時に飲んでおかないと、次はいつ飲めるかわからないもんね。
で、今回僕は機内で怪しい広東語らしき言葉と、それ以上に悲惨な英語を喋っていたのですが、今回僕の席を担当してくれたCAさんのうち、香港人男性CAさんは積極的に北京語(普通話)で話しかけてきてくれました。
台湾路線は元々北京語使用率が高かったですが、中国路線で英語が話せない乗客をCAさんが揶揄したことがネットで炎上したのを受けてか、現在は恐ろしいくらい皆さん北京語をお話になるようになった印象を受けました。実際、今回の出発前のセーフティーデモビデオも北京語/英語音声になっていて、個人的には聞き取れるようになった反面、複雑な心境にもなります。難しいところですね。
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そんなこんなで定刻通り香港に到着。
2時間もかからない超短距離路線ではありますが、CAさんの尽力のおかげで十分な豪華なサービスが受けられるビジネスクラスはやはり快適だなぁと改めて感じました。
復路も近日中に公開できると思いますので、お時間がありましたらそちらもご覧いただければと思います〜。
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