介風見聞錄

台北に暮らす「介(すけ)」のあることないこと。

【點水樓】ゴロゴロの肉厚ハムが美味しい大根餅は食べ応え抜群

介風見聞録にお越しいただき、有り難うございます。介(すけ)です。

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前回のブログで飲茶レストランの小三元の黒トリュフ大根餅をご紹介したばかりなのですが、旧正月(2021年は2月11日)を前に江南料理レストランの「点水楼」から大根餅「點水必發蘿蔔糕」をいただいてしまいましたのでご紹介します。

過去の点水楼の記事はこちら↓

kennethqi.hatenablog.com

小三元の大根餅に関してはこちら↓

kennethqi.hatenablog.com

【賞味期限はやっぱり3日】

今回いただいたのは旧正月の時期にだけ販売される「年菜」と呼ばれるおせち料理シリーズの中の一つ。「必發」とは「必ず財を成す」という縁起のいい名前が付いています。まぁぶっちゃけ、商品自体は旧正月の時期にも普通に売ってたりするんですが。

大三元の大根餅と同様、必ず冷蔵で保管してください。それでも賞味期限は3日。1000グラムあるので、ご家族や仲間など、大人数で食べることをオススメします。てか、大根餅って本当に日持ちしない食品なんですね。

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箱を開けてみると出てきたのは、直径25センチもありそうな大きな円盤型の大根餅。まるでホールケーキみたいです。普段食べる大根餅って四角形が多かったのでどう切っていいのか悩み、結局適当に切ってしまったのですが、後になって公式ウェブサイトを見てみると、まさにケーキのように、円の中心に向かって切り分けるのがいいみたいです。まぁ、食べてしまえば味は同じですよ。

【オススメの調理方法は、蒸し上げること】

さて、実食と行きましょう。我が家にはキッチンがないので、またまたやってきました友人宅。「最近お前と家族以上に会ってるよ」と嘆かれましたが、心よくキッチンを貸してくれました。

kennethqi.hatenablog.com

点水楼公式の調理方法は、適当な大きさに切って、蒸し上げるのがいいとのこと。もちろんお好みに合わせて焼いてもいいようですが、小三元の大根餅は焼いたので、今回は蒸してみることにしました。

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さらっと「蒸し上げる」と書きましたが、使うのは台湾人のソウル家電「大同電鍋」。蒸し用の中敷を敷き、お皿を置き、食べる分だけの大根餅を入れ、さらに中敷がヒタヒタになるくらいまで水を入れてスイッチオン。後は適当に待っていれば、20分もしないうちに出来上がります。油を使わず、蒸籠もいらず、汚れる調理器具も最小限に抑えられるのでお手軽です。

【口どけ柔らか、ちょっと甘みのある大根餅の出来上がり】

蒸し上がってから蓋を開けると、中から飛び出てきたのは、水分を吸ってちょっとふっくらした大根餅。おいしそうなキツネ色に仕上がる焼きとは違い、キラキラと輝いていて美しいと感じられます。

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特製ダレや唐辛子タレなどはついていないので、こちらで醤油ペースト「醬油膏」を別途用意しました。

箸で持ち上げられる適度な固さなのですが、口の中に入れた瞬間、トロッと溶けるような食感がありました。外がカリッと仕上がる焼きとはまったく違う食感が楽しめますね。

なお、こちらの大根餅、製造過程では鶏ガラスープを使い、水は一切使っていないんだとか。さらに小エビの香りがブワッと広がり、とっても食欲をそそります。そして、噛んでみると、ゴロゴロした大粒の豚肉があるのに気づきます。これ、中国ハムとされるベーコンのような「金華火腿」と呼ばれるハムで、江南料理に欠かせない食材。日本人が想像するハムとは違い、肉厚で、噛みごたえからてっきりチャーシューかなと思ったほど。柔らかな大根餅と食べ応えのあるハムのコントラストが素敵です。蒸して調理したせいか、大根の自然な甘みが堪能できるのもグッドです。

【マフィンのようなスコーンのような……養生發糕もオススメ】

で、実は今回、大根餅と合わせて「養生發糕」というスイーツもいただきました。蓋を開けてみると出てきたのはマフィンのようなケーキ。今回は4種類あり「酒釀桂圓(酒釀キンモクセイ)」「酒釀蔓越莓(酒釀クランベリー)」「黑芝麻(黒ごま)」「奶皇鹹蛋(カスタード鹹蛋(アヒルの卵の塩漬け))」。カラフルでどれを食べようかワクワクしてしまいます。

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調理方法は2種類。蒸し上げるか、オーブンで焼くか。今回友人がドヤ顔で「ノンオイルフライヤー買ったからそれで調理しなよ」とオススメしてきたので焼くことにしました。推奨調理時間は蒸し上げる場合は5〜7分。オーブンの場合は150度で8分だそう。

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で、出来上がりがこちら。

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食べてみると、カリッと仕上がっていて、食感はスコーン。ほどよいしっとり加減でボソボソすることはありません。そして何よりも香りがいい。この時は奶皇鹹蛋と黑芝麻を食べたのですが、濃厚な味わいで非常に満足感が得られます。

蒸した場合はさらにしっとりとした食感になって、マフィンまたは蒸しパンみたいな感じになるんでしょうね。こちらも好みに合わせてたくさんの調理方法が選べるのがいいですね。

台湾に滞在されている皆さんの中には、旧正月に合わせてパートナーさんの実家などに帰省されたり、友人宅を訪れる機会のある方も多いとおもいます。お土産の選定に困ったら、ぜひ点水楼の年菜をご検討くださいませ!

年末のムードが徐々に高まっている台湾。院内感染を発端とするコロナの国内感染が徐々に広がりつつあり、少しだけ不安ではありますが、穏やかで健やかな旧正月を迎えられればと思っています。

↓詳細について、年菜関連の情報はニュースリリース欄から「2021年菜DM」を、ご注文や商品一覧はメニューの「網購」からヤフーショッピングまたは楽天ショッピングに進んでごらんください。なお、これらの商品は南京店での店頭受け取りとなりますので予めご了承いただき、ご不明な点は各店舗へお問い合わせください。
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