介風見聞錄

台北に暮らす「介(すけ)」のあることないこと。

インリンさんが家に来た!台湾で借りてる部屋の話

介風見聞録にお越しいただき、有り難うございます。介(すけ)です。

実はですね、この度タレントのインリンさんのyoutubeに出演させていただきました。もう5年以上の付き合いになる友人が台湾でインリンさんのマネージャー業務をしていて、そのご縁で僕が住んでいる部屋を紹介するということになりました。今回はその撮影裏話と実際に借りているお部屋の話をしようと思います。

【割と行き当たりばったりだけどサクサク進む撮影】

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撮影のお話が舞い込んだのは撮影日の2週間くらい前。友人から台湾に住んでいる日本人のお部屋紹介をする企画があるということで「お伺い」がありました。といっても、実はこの友人はかつて台湾で発行されている日本語雑誌の編集をしていて、その雑誌で同様の特集があった時に、紹介されていた部屋があまりにも上流階級過ぎていて、「僕に声をかけくれればよかったのに〜」と言っていたことを覚えていたようなんです。で、具体的な撮影日が決まったのが撮影の一週間前。お伺いの時点で一応話のネタになりそうなポイントを何点かお伝えしたのですが、特にどんな風に撮影が進行していくかの言及はなく、実際に部屋に到着してから色々考えましょうということになりました。

待ち合わせの場所となった我が家の最寄駅前のコンビニでインリンさんとお会いしたのですが、もうね、本当にお美しい。

ここではっと気がついたのですが、こんなにお美しい方をこの後非リア充の台湾ヲタの家までご足労をおかけするだなんて、本当に申し訳ない、というか恥。後悔の念がこみ上げてきました。しかしながら、まぁ、時すでに遅しですわ。

取材の日に大急ぎで掃除をしたのですが、10年近く住んでいるので物が多い多い。付け焼き刃で片付けられるわけもなく、超生活感アリアリの部屋を半永久的に映像として残すことになりました。まぁ、飾りっ気のないリアリティなアラフォーの部屋というのがわかっていただければと思います。(恥

で、家の入り口に来たところから早速撮影がスタート。勿論初見の場所ですが、台本もなく、インリンさんは直接見たままを喋っていきます。途中うまく話せないところがあっても、編集点をその場で作って仕切り直し。臨機応変にパパパパパっと撮影。そのスピード感にただただ圧倒されるばかりでした。

てっきり家の前ではインリンさんだけが喋って「それでは早速お邪魔してみましょう〜」という挨拶だけで終わるのかと思ったら、急遽僕が出演しなければならない状況に。それが僕のyoutubeデビューシーンとなりました。

その後も基本的にはすぐにカメラを回せる状態にしていて、インリンさんが思ったまま、感じ取ったまま撮影が進むといった状況。この行き当たりばったり感がyoutubeならではの面白さなのかもしれません。とはいえ、多分インリンさんの頭の中には撮影しながらどういった編集をして、どういった作りになるのかしっかりわかっているのでしょう。

しかし、慣れてないし、事情が分からない僕は割と大変。笑

窓を突然ガラッと開けられ、干していたパンツががっつりカメラに映されてしまったというのもご愛嬌でしょうか。笑

実際に仕上がった映像を見ると、うまく編集されていたので一安心です。笑

撮影後にインリンさんと友人を交えてお話しする機会があったのですが、僕の部屋はお二人の家と比べて日本色がほとんどないそう。あまり在台日本人の友人がおらず、部屋にお邪魔することもないので、意識することもなかったのですけれど、どうやらそうらしいです。

↓実際の動画はこちらからどうぞ

www.youtube.com

【住み心地は最高】

 さて、今回youtubeで紹介することになった部屋なのですが、元々は大学院在学中に借りたのがきっかけです。初めは寮に住んでいたものの、修士課程を2年で卒業できなかった僕は、3年目に賃貸の部屋を借りました。今の部屋は2回目に借りたもので、住み心地がいいので大家さんに追い出されるまで住み続けようと企んでいます。

専用の浴室とトイレが付いている「套房」という形式の部屋(トイレ・シャワーが共同のものを「雅房」と言います)で、キッチンはありません。同じフロアにはほかに同様の部屋が3部屋あり、ベランダにある洗濯機と冷蔵庫は共同です。

もともとあまり部屋に対してたくさんの要求があったわけではなく、とりあえず「套房」「比較的防音がしっかりしている」「シャワーの水圧が高い」「トイレの排水がしっかりしている」ということを重要ポイントとして選びました。

台湾の学生向けの部屋というのは、元々大きなフロアの家に大家さんが仕切りを作って貸し出していることが多く、場合によっては隣の部屋との壁がベニヤ板一枚だけということがあるんです。実際に先輩がそんな部屋に住んでいたんですが、咳をしたり鼻をかんだりする行為にも隣人に気を使わなければならず、不自由極まりなかったんですね。

そして、シャワーの水圧については、一つのフロアを複数人に貸し出しているため、一度に数人がシャワーを浴びたりすると、水圧が低くなるということも聞いていました。なので、内見の際に実際に水道を使わせてもらって通常時に十分な水圧があるところを探しました。

トイレについてなのですが、台湾のトイレ、一度にしっかり流れてくれないことが多いんです。あと、やっぱりトイレットペーパーは流したいということで。まぁ、少し待って2回流せばいいんですが、水の無駄になりますし、水圧が低かったら待つのにも時間が掛かるので、やはりここも内見で実際に流してみて決めました。

これまで大学関連で知り合った日本人だと、浴槽とキッチンがあることを最低条件とする人が多かったのですが、僕は使わないと割り切りました。結果的に家賃の安い部屋が見つかったのだと思います。

今の部屋の大家さんは水電工と呼ばれる電気屋さん+水道屋さんみたいな仕事をしているおっちゃんで、入居前にはクーラーをプロの技で清掃してくれたり、温水器や配管などで問題が起きてもしっかり直してくれます。

あと、以前のルームメートの話では、半年くらい家賃を振り込むのをすっかり忘れていてもなんの催促もしてこなかったという大らかさがあるみたいです。笑

おかげさまで大家さんと良好な関係が築けているのと、今の部屋にとても満足しています。

ただ、映像を見た方はお分かりと思いますが、本当にものが多くて収納がうまくできていないので、もう少しおしゃれに改造できないかと考えていますが、、、まぁ、このままなんだろうなぁと思っています。

何の役に立つかわかりませんが、台湾の暮らしぶりの一例をわかっていただけたら幸いです。