介風見聞錄

台北に暮らす「介(すけ)」のあることないこと。

国内線に進出したタイガーエア台湾搭乗記《澎湖→台北》

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先日、訳あって澎湖へ2泊3日の旅行をしてきました。台北から飛行機で行ったのですが、帰路で国内線に進出したタイガーエア台湾の便に搭乗することができたのでその記録をしたためたいと思います。

【特筆すべきタイガーエア台湾の国内線運航】

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タイガーエア台湾は、2013年に台湾で初めて設立された格安航空会社(LCC)で、現在はチャイナエアラインの100%子会社です。これまでは台湾から日本、韓国、マカオ、フィリピン、タイなどへの国際線だけを運航していたのですが、コロナ禍の影響でほぼ運休状態となってしまいました。

そんな中、防疫面で成功したと言える台湾では国内旅行が盛況となり、台湾本島と離島を結ぶ航空需要も増加。通常はマンダリン航空が運航している台北(松山)・高雄−澎湖・金門線に、2020年の夏ダイヤからタイガーエア台湾がマンダリン航空の増便分を運航するようになりました。どちらも同じチャイナエアライングループだから成せる業ですが、これまで国際線専門だった航空会社が、マンダリン航空便として国内線に進出したということは、交通マニアとしては非常に「胸熱」な一大事であります。

マンダリン航空の機材は、ターボロップ機のATR72-600(70席)とジェット機のエンブラエル190(104席)。それに対してタイガーエア台湾はエアバスA320(180席)と圧倒的輸送力を持っています。しかも今回乗ったタイガーエア便は、20分後にマンダリン航空のE190を使った続行便が飛んでいるのにもかかわらず満席となっていて、急増している離島需要の大きさがわかります。

(補足:台湾の国内線はエバー航空傘下のユニー航空も運航しています。通常はATR72−600での運航が多いですが、現在はタイガーエア台湾のエアバスA320よりさらに大きいエアバスA321−200(184席)での運航も行っています。)

【機内サービスはマンダリン航空に準ずるもの】

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タイガーエア台湾の国内線進出は、台湾ではニュースになり、マンダリン航空のウェブサイトでもタイガーエアとの連携で増便しているとの情報が掲げられていたのですが、便名はマンダリン航空のAEが冠されているだけで、タイガーエアとマンダリン航空のコードシェアというわけではなく、あくまでもマンダリン航空便としての運航でした。(機材だけでなく乗務員さんもタイガーエアの方でタイガーエアの制服を着用していました)

シートポケットには安全のしおりだけ。以前高雄−成田線に搭乗した際には、機内誌のほか、免税品カタログと機内販売パンフレットが入っていましたが、なし。エチケット袋も入っていませんでした。ちなみに機内誌に関してはマンダリン航空の機内誌が客室最前列の仕切板のポケットに数冊入っていたので、降機の際に頂いてきました。

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機内アナウンスは中国語、英語、台湾語のほか、担当のCAさんが客家人だったのでしょうか、少しだけ客家語のアナウンスもありました。

飛行時間が短いので、離陸後ほどなくしてドリンクとおしぼりのサービス。行きに乗ったユニー航空便ではお茶とパイナップルジュースが選べたのですが、こちらは台湾の食品大手「愛之味」製造のマンダリン航空のロゴが入った無糖麦茶一択。まぁ、通常のタイガーエア便ではドリンクは有料になるので、それを上回るサービスと言えるでしょう。

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ドリンクを回収し終わるとすぐに着陸態勢へと入り(多分新竹上空あたり)、最終的に飛行機は予定よりも5分早い40分で台北に到着。あっという間の時間でしたが、海外旅行ができなくなったこのご時世で、飛行機に乗りたいという航空マニアの望みを少しでも叶えることができて大満足でした。

今後海外旅行が再び自由化されれば、このタイガーエア台湾の国内線も運休することになると思うので、マニア目線で見れば貴重な体験となりました。

【タイガーエア便を選ぶデメリット】

さて、マニア的にはぜひ乗っておきたいタイガーエア台湾の国内線ですが、デメリットが一つだけありました。

それは、

シートピッチが通常のマンダリン航空の機材より狭いということ。

ATR72−600は30インチ、E190は31インチになのですが、タイガーエア台湾のエアバスA320は28インチ!!!微妙に狭いのです。

まぁ、短足の僕には関係ない話なのですが、狭さを感じる人もいるかもしれません。台北−金門線でも1時間のフライトなので辛いと思うことはないとほぼ思いますが、足の長い方はご注意くださいませ。