台北から香港経由でやってきた東京旅行。帰りは成田から台北への直行便に乗りました。以遠権路線があると単純往復ではない旅行ができるのが嬉しいですね。
介風見聞録にお越しくださり、ありがとうございます。介(すけ)です。
実は今回、全区間でプレミアムエコノミーに乗れたらいいなぁと思っていたのですが、機材繰りのため、台北→香港はエコ、香港→東京はプレエコ、東京→台北はビジというだんだんグレードアップするような行程になりました。リージョナルタイプの座席でしたが、楽しいひと時を過ごしてきましたのでご紹介します。
↓今回の旅で乗った台北→香港線、香港→成田線の内容については下記リンクをご覧ください。
【隠れ家のような居心地の良さがあるラウンジ】

今回搭乗したのはCX451便。15時45分発の便です。コロナ前には台北ー成田間は1日2便設定されていたこともありましたが、台湾人の訪日需要が高まる中でもこの1便に落ち着いています。
台北便の約1時間前に香港便もあるのでチェックインカウンターは若干混雑していたものの、流れはスムーズ。今回僕を担当してくれた女性もとても丁寧に対応してくれました。

保安検査はファストレーンが利用できました。


さて、キャセイは成田に独自のラウンジを持っています。出国エリアの案内表示が少なくてラウンジの位置が分かりにくいのですが、隠れ家的でなかなか素敵。奥行きがあって広々しています。




食事やドリンクの種類としてはKIXのラウンジとそんな変わりはないだろうけど、座席数の割に食べ物が置いてある空間がこぢんまりとし過ぎているので、品数が少なく見えるのかしら。



羽田のキャセイラウンジにはしっかりヌードルバーがあるので(といっても未体験ですが)どうしても落差を感じます。ヌードルバーしかり、JALのカレーしかり、ラウンジならではの名物があるといいのだけれど、それは高望みし過ぎでしょうか。

コシヒカリと角煮があったので海苔の佃煮を添えて角煮丼にする。角煮は甘くて柔らかくてジューシーで美味。味噌汁はごくごく普通。

ぐだぐだ言いつつもビールやワインなどをいただき、まったりと楽しませていただきました。
【日本人が多いせいか香港発着便と雰囲気の違う機内】

木曜日の便ながら、エコノミークラスはどうやらほぼ満席の様子。15時前に搭乗が開始されました。
残念なことに成田ー台北便は基本的にリージョナル型ビジネスクラスの機材があてがわれます。需要が高い路線なので詰め込みたいのでしょうが、ぜひとも競合他社との差別化を図るためにも改善をしていただきたいところ。

ウェルカムドリンクはオレンジジュース、シャンパン、水、キャセイデライト。シャンパンをいただく。
その後のおしぼり、若干生乾きだったけど大丈夫そ?折り返し便だとそうなるのかしら?
この日は多分「キャセイパシフィック航空ビジネスクラスで行く、台北3泊4日の旅」みたいなツアーに参加しているであろう高齢の日本人夫婦が多く、機内食のお伺いは非常にゆっくり。たまたま日本語のできるCAさんがいなかったせいか、本当に大変そうでしたが、根気良く対応していて頭が下がります。
セーフティデモは英語と北京語でした。
15時39分にプッシュバック。16時ちょうどに離陸。16時15分にCAさんが作業を開始して、16時21分にベルトサイン消灯。
まもなく機内食の配膳が始まる。

エビとパパイヤのサラダはタイ料理によくある味付けながら、沙茶のようなピーナッツペーストの調味料が付いていて初めて食べる味。コクがあって美味。

メインのヒラメは肉厚で程よく弾力がありこちらも美味しかったです。日本の煮付けに近い味で食べやすかったのと、それに加えて香港らしくニンニクソースと紅生姜が付いていてアクセントになっていて、メリハリがあって良かったです。付け合わせのウリもコリコリ歯応え。台湾ではあまりこういう食べ方をしないので新鮮。

いつもお蕎麦が出てくるイメージだったのですが、きょうはうどん。生姜の味が強く、かなりコシがある。さっぱりいただけてグッド。
16時15分ごろに食べ終わる。機体は高知の南。
その後はフルーツ、チーズ、アイスクリームを自由にもらえる感じでした。

コロナ前はワゴンサービスだったこともあるフルーツやチーズ。ギャレーで盛り付けるのとどちらがやりやすいのかは分かりませんが、色々試行錯誤しているのが分かりますね。

アイスクリームはベリー、マンゴー、マカダミアナッツ。マカダミアナッツをいただきました。
17時43分に消灯。
18時30分に気流乱れベルトサイン付く。
そんな中でも日本人団体ツアー客、入国手続きの用紙を書くのに難儀していた様子で、エコノミー担当の日本人CAさんがサポートに回る。
爺「(CAさんに)あなたは台北に住んでるの?」
CAさん「わたしたちは香港に住んでいるんです。この後香港に帰ります」
爺「台北じゃないの!?」
CAさん「キャセイパシフィックは香港の会社なんです」
微笑ましいけど、大変そう。。。
19時12分着陸準備。そのまま穏やかに着陸。
キャセイの成田ー台北便は往路復路ともに午後便なので、早起きする必要がない一方で目的地到着後に遠方へ向かうスケジュールが立てにくい感じはするのですが、台北より遠い場所に行かなければ夕食の時間からしっかり楽しむプランが立てられるので、キツキツスケジュールではなく、ゆったりした旅を好む方にはちょうど良い気がします。
僕にとっても非常に使いやすい便なので、今後も末長く運航し続けていただきたいなと思います。
次回は成田から台北までのビジネスクラスの様子をお伝えします。よろしければご覧ください。